https://ameblo.jp/delicious-india/entry-12857497156.html 【ルーマニアってどんなとこ?】より
こんにちは、アナです 今日はルーマニアの基本情報を。
ルーマニアって聞いたことはあるものの、いったいどんなとこで何があるのか?一つも浮かばいという人も多いのではないでしょうか?来る前の私がそうでした
もちろんググれば色々情報は出てきますが、2ヶ月住んでみて個人的な印象も含めたザックリとしたルーマニアをご紹介します。
ルーマニアは黒海に面するウクライナとブルガリアに挟まれた東ヨーロッパの国。
大きさは日本の本州とほぼ同じで、人口は日本の6分の1。
首都ブカレストは人口180万人、日本だと福岡市くらいの規模でしょうか。
ルーマニア国内に日本人はたった400人です。中韓合わせてもかなり少ないので街中を歩くと外人枠です。なので日本食材などは残念ながら北米に比べて手に入りにくいですし割りと高価です
言葉はルーマニア語で、キリル文字でなくアルファベット使用。ロマンス語が起原でイタリア語の仲間。読めそうで読めないところが歯がゆい毎日です💦
でも、けっこう英語が通じるのでそこはありがたいです🙏
EUに加入しているものの、ブルガリアに次ぐ貧困で通過はユーロを導入しておらず、独自のLei (1lei=34円)を使用。
貧しいとはいえ、近年のインフレと円安の影響で物価は日本よりもやや高めです
有名な観光資源はドラキュラ城とドナウ川。
名物料理はスパイシーなソーセージのミチと独特のロールキャベツみたいなサルマーレ。
治安は悪くないが、交通事故と地震と野犬🐶が怖い。これについてはそのうち詳しく解説したいと思います
〈追加しました↓〉
『地震がくる?! ルーマニアで用心するもの①』
はこんにちは、アナです前回住居探しについての記事を書いたのですが、今日はブカレストの地震のリスクについて解説したいと思います。ヨーロッパで地震?!と思う方も多…
政治的には第二次世界大戦後、しばらくロシアの占領下にあって、その後も共産党一党独裁でチャウシェスク政権が長く続いた。89年のルーマニア革命で民主化。2000年代に入ってNATOとEU加盟をはたす。といったところでしょうか。
共産圏の残り香を感じつつも、民主化後近代化も進んでて、生活するにはそこまで不便を感じることはありません。
何より気候がよくてすごしやすい!今年はちょっと異常気象で既に30℃超える暑い日もあったりしますが、梅雨のないカラッとした日本という感じでしょうか?
寒い寒い北米から来たので、温かさが身に沁みますね ほんとにザックリしましたが、今日はこの辺で。ではでは、また。
https://ameblo.jp/delicious-india/entry-12936174558.html 【芸術の秋 知ってる?ルーマニアの傑作戯曲】より
こんにちは、アナです日本では月曜日が中秋の名月🌕️でしたね!
ブカレストは週明けから天候不良で、昨日は暴風雨警報で学校も休校になり、月をめでる感じではありませんでした💦
今日は「芸術の秋」にちなんで、ルーマニアの知っておきたい有名な戯曲『ヨナ』(Iona)について掘り下げていきたいと思います!
今年、佐々木蔵之介さんが東ヨーロッパで公演を成功させ、今国内でも絶賛凱旋公演中ということで、日本でも多少話題に?なっているかなぁとも思います
ヨナは旧約聖書の「クジラに飲まれた預言者ヨナ」の逸話の一部をもとに創作されたルーマニアの国民的詩人マリン・ソレスクによる戯曲📚️
この方はお札にはなってないのね。
孤独と自由を探求し、人間の根源を問うという一人芝居🗣️
ソレスクの描くヨナは、預言者というより運命に翻弄される一人の漁師として描かれています。
あらすじは、、ヨナが巨大な魚に飲み込まれ、その暗闇の中から逃れようとするところからはじまり、お腹を引き裂き脱出を試みるのだけど、その度にもっと大きな魚の腹の中に閉じ込められていることに気づいて絶望と向き合う、というもの。
これは私たち現代人が感じる「孤独」「不自由」「運命という名の巨大な壁」なんかを象徴していて、どこにいても逃れられない「閉じ込められた状態」の中で、ヨナは最終的に外ではなく「自分自身の内側」にこそ真の出口があると悟る、、
というメッセージがあるらしい。
この作品は物語でありつつ、あなたは本当に自由か?」「あなたは誰なのか?」という問いかけをする哲学的な寓話となっているんですね。実は私も実際には見られていません
海外でも英語に翻訳されたくさん公演されているそうなのですが、動画とか探してみたけど見つけられませんでした💧
お友達がさきのシビウ国際演劇祭で佐々木蔵之介さんのお芝居を見られたそうで、そのお話を伺ったのですが、物語も佐々木さんのお芝居もとっても素晴らしく、圧倒された、とても感動したおねがいと言ってたので、ぜひ見てみたかった~。
こんな名作を日本語で楽しめるなんて、なかなかない機会だし、羨ましい!!
今回の脚本はドリアン助川さんが英語脚本から翻訳し脚本を書かれたそうですが、
話の展開で重要な場面にエコー(反響)を失うところがあって、
はじめは「ヨナ」と反響していた声が、やがて「ヨ」となり、最後に「私」という意味の「イオ」になることで、自己を見失っていく様を描くという造りになっているそうなのですが、
これ日本語になったらどういう風に表現されるんだろう??ってとっても気になる。
日本ではまだ公演が続くそうで、チケットをとれた方はラッキーですね
せっかくルーマニアにいるので、ルーマニアの文学に触れてみるのもいいなぁと思います。
他にはどんな有名作品あるんだろう??
今日はこの辺で。ではでは、また。
https://ameblo.jp/delicious-india/entry-12884766856.html?frm=theme 【バレンタインとは違うルーマニア伝統の愛の日Dragobete】より
こんにちは、アナです 明後日はバレンタインデーなので少し早いけど夫の好きなどら焼きを作りました 色々事情があってあんこを作りすぎてしまい💦消費もかねてです。
もちろんルーマニアでもバレンタインデーは恋人たちの日として知られていて、日本や西側と同様にカップルでプレゼントを送り合ったりロマンチックなディナーに出かけたりします
ただ実はルーマニアでは同じ2月にバレンタインとは異なる独自の愛の日があるのをご存知ですか?
ルーマニアにバレンタイン・デーが紹介されたのは共産主義体制が崩壊した90年代以降でしたが、この独自の愛の日「ドラゴベテ」があったため定着するのに時間がかかったとも言われています
ルーマニアでは2月24日に「Dragobeteドラゴベテ」という伝統的な愛の祝日があります。
この日は愛と春の到来をお祝いする日で、カップルでお互いの愛を確め絆を深める日となっています。
起源はローマ帝国の時代に遡り、当時のダキア人の愛と豊穣の神に由来するとされています。(諸説あり)
この日は地域によってカップルで森に出かけたり、伝統的な衣装を着て踊ったり、特別な料理を一緒に食べたりする習慣があるとのことです。
また男性から女性にスノードロップという花を贈る習慣もあるそう。
スノードロップ、どんな花かな?無料サイトから写真お借りしました。
可愛いらしいお花ですよね
で、ついでに花言葉を調べたら一番最初に「あなたの死を望みます」ってでてきて震えた
一応他にも「希望」や「慰め」などもありましたが。。。なぜこれを送るのだろう??
異国の文化って面白いですよね笑い泣き
またひとつルーマニアの理解が深まりました。今日もこの辺で。ではでは、また。
https://ameblo.jp/delicious-india/entry-12888062981.html?frm=theme 【春の訪れ、マルツィショール】より
こんにちは、アナです やっと雪が溶けて少し歩きやすくなりブラブラしてると、近所の花屋さんは相変わらずの活況で。
ドラゴベテは終わったのになぁ、と思っていたら、実はさらにもう1つルーマニアのイベントが!3月1日はルーマニアでは伝統的な春の訪れを祝う「Mărțisọrマルツィショール」の日です
この時期、街は赤と白の紐で飾られた小さなチャームで溢れます これ近所の花屋でもなく、八百屋さんなんですけどね
マルツィショールとは?
マルツィショール(Mărțișor)は、ルーマニア語で3月(Martie)に由来する言葉で、春の到来を象徴するお祝いです
ちなみに後ろの-șorは、英語で言うところのSweetie とかcutieのうしろに付く-ie的な小指辞で、~ちゃんや小さなという意味があるそうで、つまりマルツィショールは小さな3月とか3月ちゃんて感じになるのかな
マルツィショールのチャーム
マルツィショールのチャームはそれ自体もマルティショールとよび、家族、友人、同僚など、親しい人に贈ります
ブローチやブレスレットなどのタイプがありますが、必ず白と赤の糸で編まれた紐が付いてます!
赤い糸:生命力、情熱、太陽を象徴
白い糸:純粋、雪、冬を象徴
これらの色が組み合わせが、冬の終わりと春の始まり、そして生命の再生を表現しているそうです
モチーフは本当に様々ですが、特にスノードロップと四つ葉のクローバーなどが伝統的なものになります。これは娘のお友達が娘にくれる時に一緒に私にも買ってくれたもの う、うれしい マイファースト・マルツィショールだ!
マルツィショールは3月のあいだ身につけている習慣があるそうなので、春の訪れを感じながらマルツィショールを身につけて、素敵な3月を過ごしたいと思います
お土産にもいいかも!この時期にルーマニアを訪れた際には、ぜひマルツィショールを探してみてください 今日もこの辺で。ではでは、また。
0コメント