Facebook東 昭史さん投稿記事
神智学と植物で魂は進化する!?フラワーエッセンスの奥に隠された「魂の錬金術」の秘密 -
https://www.youtube.com/watch?v=M22j0a3pp3c
【あなたの欠点と才能はこの12分類】なぜか繰り返す悩み…そこに隠された"人生のテーマ"とは
06:25 本題:神智学と植物錬金術
08:16 バッチ博士と「神智学」の時代的背景
10:01 霊的進化の道と「欠点」との向き合い方
14:24 12の欠点と養うべき特質
17:32 長所を育み、欠点を乗り越える「植物の力」
19:50 バッチ博士と神智学『大師とその道』の共通点
24:39 人生を後押しするフラワーエッセンス
27:11 「明るく軽くあたたかく」生きる
https://www.youtube.com/watch?v=qZfaqb8KoC8
https://www.youtube.com/watch?v=5Y_8wZByI1Y
https://www.youtube.com/watch?v=IuzLTdlcHKc
天命が見つかる?!フラワーエッセンス 驚きのパワー|ゲスト:東昭史
今回は初めてのゲスト、フラワーエッセンス研究家の東昭史さんをお招きしました。「心を癒す花の療法」と紹介されるフラワーエッセンスとは一体何か?ホメオパシーとの関連は?といった知識的なところから、東さんが実際にフラワーエッセンスを使って起きた驚きの体験、そして日本の花、日本人の性質、神社参拝との関係についてまで、広く深く、お話しいただきました。ぜひ最後までご覧ください!
https://note.com/easypsychology/n/nd519b633cd37 【あなたの不安は「変容のサイン」かもしれない。ユングが発見した「魂の錬金術」心の闇が黄金に変わるとき『フワッと、ふらっと、ユング心理学と錬金術の秘密』】より
なんとなく不安、なぜか虚しい。 特に理由はないのに心がざわつく。そんな日々が続くとき、私たちは「自分が壊れかけているのかもしれない」と思ってしまいがちです。
でも、ユング心理学の視点ではそれは「変容の前触れ」かもしれません。
スイスの心理学者カール・グスタフ・ユングは、心の奥深くにある無意識の動きを、「錬金術」という中世の象徴体系を使って読み解きました。
そこには、黒く沈んだ心が、やがて黄金へと変わるまでの不思議なプロセスが描かれています。
今回は、「不安」や「迷い」の奥にひそむこころの錬金術の秘密に触れながら、私たちの中で静かに進んでいる変容の物語をたどってみましょう。
「錬金術」と聞いて、どんなイメージが浮かぶでしょうか。
鉛、鉄、銅などの卑金属を、金や銀などの貴金属に変える秘密の技術?
あるいは、怪しげな魔法の実験? たしかにそれも正解です。
ユングも、錬金術が深層心理学に関係があるのではと直感し、関連書物を読み始めたのですが、当初は「やはりワケがわからない。馬鹿馬鹿しい。」と感じていたようです。
しかし、あるときユングは、あらゆる錬金術には、共通の特徴、法則があることを発見し、
錬金術は心の深みに潜む変容のプロセスを象徴する、豊かなイメージの宝庫ではないかとひらめきました。
本稿では、ユング心理学の核心ともいえる「心の個性化過程」と「錬金術」の関係について、わかりやすく解説します。
難しい理論はなるべく避け、やさしく・深く・日常にも応用できる視点でお届けします。
1. 錬金術とは何だったのか?
錬金術は、古代から中世、ルネサンス期にかけてヨーロッパや中東、中国などで盛んに行われた神秘的な技術体系です。その目的は、鉛や鉄などの卑金属を「賢者の石」によって黄金へと変えること、そしてもう一つ、究極の霊薬「エリクサー」を創り出して不老不死を得ることでした。
しかしユングは、この卑金属を黄金に変えるという試みを、単なる物質変化としてではなく、「内なる自己の変容」の象徴と捉えました。
錬金術師が追い求めた「黄金」とは、実は「心の統合」や「自己実現」の隠喩だったのではないか。 こう考えたユングは、数百冊にのぼる錬金術の古文書を読み解き、その象徴の裏にある心理的意味を明らかにしていきました。
2. 心の変容=個性化のプロセス
ユング心理学では、心の成長と癒しのプロセスを「個性化(individuation)」と呼びます。
これは簡単に言えば、「本来の自分に目覚め、全体としての自分に近づいていくプロセス」です。 私たちは、日々の生活の中で社会的な役割や常識に合わせて自分を形づくっていきます。しかしその過程で、「本当の自分」、つまり無意識の深層にある可能性や願望、影の部分を切り捨ててしまうことも多いのです。
個性化とは、この忘れられた部分と再びつながり、全体としての自己(Self)を取り戻すプロセスです。 ユングは、この心の変容の過程を錬金術の工程に重ね合わせました。
3. 錬金術の工程と心のプロセス
錬金術にはいくつかの段階がありますが、ユングが特に注目したのは以下の4つの主要なプロセスです。 これらは心の変容にも対応しています。
① 黒化(ニグレド:Nigredo)──闇に落ちること
錬金術では、まず最初にいつくかの物質を混ぜ合わせます。この最初に混ぜ合わせる物質を「第一物質(プリマ・マテリア)」といいます。
プリマ・マテリアは、植物でいうと種のようなものです。
ドングリの種の中に、樫の大木になる全ての元が含まれているように、プリマ・マテリアには全ての元が含まれています。しかし混ぜ合わされたプリマ・マテリアは、混沌としていて、無秩序でドス黒く醜い状態です。これは「死と再生」の第一歩といえます。心理学的には、人生における挫折、喪失、うつ状態、自我の崩壊を意味します。沈みがちで暗く無気力で茫然自失状態といえます。 ユングはこれを「魂の暗夜(dark night of the soul)」と呼びました。
たとえば、人生の転機でアイデンティティが揺らいだとき、人はニグレドの段階に入ります。
いわば最悪の時、どん底の時です。しかし、そこには植物の種のように、これから花開く豊かな人生の全てのものが、内在・潜在しています。
ここでのポイントは、苦しみを「悪いこと」として避けるのではなく、そこに向き合い乗り越えることで、自己変容のきっかけが生まれるということです。
なおこのような考え方は、精神科医で心理学者であったエリザベス・キューブラー=ロスが提唱した、「喪失から立ち直る5つのステップ」と響き合うものがあります。
(喪失から立ち直る5つのステップについては以下をご参照ください)
② 白化(アルベド:Albedo)──純化と目覚め
次の段階では、黒く腐敗した物質を火力によって煮つくし、白く輝く純粋な状態へと変えていきます。ユングはこの段階を「卵を抱いている状態」と呼んでいます。
錬金術師たちにとっての錬金術は、心の投影であり、ドス黒いプリマ・マテリアが、
白く輝く純粋な状態へと変化する様子を見た彼らは、心が清らかになる境地を感じたことでしょう。 悪や暗黒が完全に消え去った、善のみに包まれた神聖なものとの神秘的合一感を感じる、そのような境地です。 心理学的には、内なる影に向き合ったあとに訪れる「目覚め」や「癒し」の段階です。ここでは、自我が一度解体されたのち、新しい価値観や自己理解が芽生えてきます。夢や直観、創造性が活性化するのもこの時期です。
ユングにとって、この段階は「魂の洗礼」とも言えるものでした。精神的に再出発する感覚があるのです。
③ 黄化(キトリニタス:Citrinitas)──意識の拡大
この段階では、「太陽の光=意識」が輝きはじめ、魂が成熟していきます。黄化は、まだ意識化されていなかった無意識の部分が光に照らされ、統合されていくプロセスです。自分の中の〈男性性と女性性〉〈善と悪〉〈光と影〉といった二元性を乗り越え、バランスを取る段階です。この頃になると、他人との関係にも変化が現れはじめます。
他者を「役割」や「投影」で見るのではなく、個として認識し、深く共感できるようになります。
④ 赤化(ルベド:Rubedo)──自己実現と統合
最終段階は「赤化」。これは錬金術において「賢者の石」が完成し、「黄金」が誕生する瞬間です。錬金術師たちは「私たちが求めるものは、世俗の黄金ではない」と述べていたそうです。つまり、一攫千金を求めていたのではなく「永遠にして不変であるもの」を求めていたのでした。 それを比喩的に「賢者の石」や「黄金」と呼んでいるだけであり、錬金術師たちが求めていたのは物質的なものではなく、心の状態だったと、そうユング心理学では解します。
「赤化」は心理学的には、無意識の深層と意識が統合され、「自己(Self)」が現れる段階です。このとき、自己は単なる「自分のパーツの集合体」ではなく、内外の矛盾や葛藤を含んだ「全体性」として受け入れられます。
ユングはこれを「至高の統合体験」と呼び、人生を通して目指すべき魂の完成形とみなしました。
もちろん、完全な統合はそう簡単に達成できるものではありませんが、その方向を目指して歩むこと自体が重要だと説きました。
4. 錬金術は心の〈メタファー〉だった
ユングにとって錬金術とは、古代人が無意識の内面体験を象徴の言語で記したもの、つまり夢のようなテキストでした。
錬金術師たちは、自分自身の魂の深層に起きている変容のプロセスを、鉛や火、水銀、黄金、賢者の石といった象徴を通して記録していたのです。
ユングはこう語っています。「錬金術師たちは自分たちが物質を変えていると思っていたが、実は自分たち自身が変えられていたのだ」まるで、夜見る夢を解釈するように、ユングは錬金術の図像や記述を読み解きました。彼にとって錬金術は、無意識が語る「物語」であり、心理的変容を映す「鏡」でもあったのです。
5. 現代に生きる私たちにとっての「錬金術」
さて、こうしたユングの理論は、現代を生きる私たちにとってどんな意味があるのでしょうか。
人生の苦しみや葛藤は、単なる「障害」ではなく、心の変容へと導く「入り口」だということです。落ち込むこと、悩むこと、自分を見失うこと、それは黒化(ニグレド)の段階。
そこから何かに気づき、新しい価値観や意味を見出すことが白化(アルベド)。
さらには自己と向き合い、統合へと進む過程が、黄化や赤化。
このように見ると、私たちの人生そのものが一つの「心理的錬金術」だといえます
6. おわりに──〈黄金を追い求めて、魂が黄金となる〉
ユング心理学は、無意識を「ただのゴミ箱」ではなく、「変容の泉」として捉えました。
錬金術に込められた象徴は、今もなお私たちの心の中で息づいています。
たとえば夢の中に出てくる謎めいたイメージ。何度も繰り返す人間関係のパターン。
心の奥にある漠然とした「何かになりたい」という感覚。 こうしたものは、すべてあなたの内面が、「変容を求めているサイン」かもしれません。
ユングが遺した言葉があります。
「あなたが向き合わなかったものは、やがて運命として現れる。」 もし今、あなたが人生に迷い、悩み、苦しんでいるなら、その黒化のプロセスの奥に、自己実現という「黄金」が眠っているかもしれません。
錬金術の炎は、あなたの内面でも、静かに燃えていることでしょう。
https://www.amorc.jp/201312131354_63/ 【神秘学とシュタイナーについて|神智学との違いについても解説】より
https://www.youtube.com/watch?v=0Zo0WQzmtCI&t=1s
神秘学とシュタイナー
オーストリア出身のルドルフ・シュタイナー(1861-1925)は、文芸、哲学、教育などの幅広い分野で活躍した有名な思想家です。あなたももしかしたら、彼の本をお読みになったことがおありかもしれません。
シュタイナーは多くの本を書いています。その中でも特に有名なものに『神秘学概論』と『薔薇十字会の神智学』があります。
そのため、神秘学と神智学はどのように違うのかという疑問をお持ちになる方が少なくないようです。
神智学と神秘学の違い
辞書での意味
「神智学」という言葉は、辞書(Oxford Advanced Lerner’s Dictionary of Currnet English – 8th edition)によれば、広い意味と狭い意味の2つがあります。
1.瞑想や祈りなどの手段によって、神のことを知ろうとする宗教的な思想システム
2.(Thesophy)1875年にニューヨークで開始された宗教的なグループ、神智学協会(Theosophical Society)の信念
一方で、「神秘学」という語は、この同じ辞書によると、次を意味しています。
神や真実についての知識は、論理や感覚を通してではなく、祈りや瞑想を通して見いだされるという信念。
(いずれも、辞書の文の日本語訳は筆者)
ですから、神秘学は必ずしも宗教的ではないなどの細かい違いはありますが、広い意味での神智学と神秘学は、よく似ていることがわかります。
参考記事:「神秘学とは? 神智学との違い。歴史上有名な神秘家と古代の神秘学を紹介」
語源から言うと
一方で、この2つは語源から言うと、かなりの違いがあります。
「神智学」(theosophy)という言葉は、ギリシャ語の「神」(theos)と「知恵」(sophia)の組み合わせからできています。ですから、大雑把に言えば、「神についての知識を探究すること」を意味します。
一方で、「神秘学」(mysticism:神秘哲学)には「神秘」という言葉が含まれますが、英語で神秘を意味するミステリー(mystery)という語の由来は、ギリシャ語の「ムオ」(muo)という動詞と「テリア」(teria)だという説が有力です。
「ムオ」には、口を閉ざす(秘密にする)とか、目を閉じるといった「閉ざす」という意味があり、「テリア」は「祝祭」を意味します。
ですから「ミステリー」とは、「秘密が伝えられた祝祭」、つまりエレウシス神秘学派などの古代の神秘学派が収穫祭などで行っていた、特定の人だけが参加できる儀式(密儀)のことを元々は意味していました。
長くなりますので、今回は説明を省略させていただきますが、古代から現代まで、神秘学派では真実の探求と儀式に深い関わりがあります。
参考記事:「神秘学派とバラ十字会」
『薔薇十字会の神智学』について
『薔薇十字会の神智学』について。あなたにわかりやすくご紹介させていただこうと考え、英訳本と照らし合わせながら、じっくりと目を通しました。
ちょっと固い話になってしまうかもしれませんが、おつきあいください。
「知」についての連続講演
「バラ十字会では神智学(theosophy)を教えているのですか」というご質問を、ときおりいただくことがあります。そこで、このことについてまず、ご説明させていただきます。
この本はシュタイナーが、ヘレナ・P・ブラヴァツキーが創設した神智学協会という団体に所属していた1907年に、この協会の会員に向けてミュンヘンで行った連続講演をまとめたものです。
ルドルフ・シュタイナー(1900年)
ルドルフ・シュタイナー(1900年)、Public domain, via Wikimedia Commons
最初の講演でシュタイナーは、このように話を切り出しています。
「この一連の講演の題名は、『バラ十字的な方法による神智学』だとお伝えしてきました。」(The title of this course of lectures has been announced as ‘Theosophy according to the Rosicrucian Method’.)(日本語訳は筆者による)
ここでの「神智学」という言葉は、その後の本文の流れからも分かりますが、「知」(wisdom)という一般的な意味で使われています。
たとえば私の手元にある英訳書(J. Collis)では、そもそもこの本の題名が「バラ十字会員の知」(Rosicrucian Wisdom)と訳されています。
ちなみに、この3年後の1910年にシュタイナーは、神智学協会を退会して、人智学協会(Anthroposophical Society)を創設しています。
1928年に再建された第2ゲーテアヌム
1928年に再建された第2ゲーテアヌム(アントロポゾフィー(人智学)協会本部)
バラ十字会の「知」とゲーテ
この本の第一章「叡智の新しい型」でシュタイナーは、バラ十字会の神秘学の「知」の全般的な特徴を説明しています。そして、この「知」を絶賛しています。
バラ十字会の日本代表という立場の私から見ても、この誉め方は、ちょっとたじろいでしまうほどの絶賛です。
かいつまんでご紹介しましょう。
1.バラ十字会の知は、頭や心だけではなく、日々の行ないの中にまで行き渡る。つまり、バラ十字会は人類の友愛だけのために作られた単なる友愛組織ではなく、人類の数々の不幸に、単に感傷的に同情するのでもなく、会員が人類全体へと奉仕する能力を鍛えるための組織である。
2.現代科学は、バラ十字会の知に対する反論となるのではなく、現代科学を正しく理解するならば、それは、バラ十字会の知の証明となる。
3.文豪のゲーテは、ライプツィヒ大学時代の終わりにひどい病気にかかり、臨死体験をした。この体験には入門儀式と類似の効果があり、その結果、ゲーテはある詩的なインスピレーションを得た。
そして、このインスピレーションは、初めは意識下のことだったが、後にそれにはっきりと気づくことができたとき、ゲーテは、世界文学の中でも最も意味深い作品のひとつである散文詩「緑の蛇と百合姫の物語」を書くことができた。
参考記事:「ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテと神秘思想、主な作品の紹介、テンプル騎士団」
この作品を正しく解釈すると、バラ十字会の「知」について多くを知ることができる。
第2ゲーテアヌムのオーディトリアム
第2ゲーテアヌムのオーディトリアム
4.バラ十字会の「知」を独自に発見するためには超感覚的認識が必要であるけれども、この「知」が伝えられるときには、学習者が教師を無条件に信じる必要はなく、たとえば幾何学を学ぶときのように、「知」そのものの正しさを理屈として確認することができる。
バラ十字会の知はそれほど体系的で論理的である。
シュタイナーがこのように捉えていたバラ十字会の「知」の理想を、私たちがご提供している教材が、すべて十分に満たしていると言えるでしょうか。
完璧とは言えないまでも、すでに学んでいる方々の多くは、上のシュタイナーの言葉が、当会の教材の特徴を良く表していると言ってくださることと思います。
そして私たちは、日々努力を重ねて、この理想に限りなく近づいていきたいと思っています。
シュタイナーはバラ十字会員だったか
「シュタイナーはバラ十字会員だったのですか」と尋ねられることがあります。この問いに答えるのは難しいことです。
古い時代のある人がバラ十字会員だったかどうかは、代表クラスの役員である場合は別ですが、ほとんどの場合、はっきりとはわかりません。
しかし、この章だけからでも、彼がバラ十字会の知について、深く具体的に理解をしていたことがわかります。
ですから、彼がバラ十字会員ではなかったとしても、当時のバラ十字会員たちと親密に接触し、多くの情報を得ていたことは確実に思われます。
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