自然を詠む詩

https://haiku.kohata.site/2019/06/042/ 【俳句を通じて気づく、日本の四季の美しさ】より

俳句は自然を詠む詩、とも言えます。

ですので、俳句を始めると、それまでは気にも留めていなかった自然の細やかな変化に目が向くようになります。

庭に咲く草花や、道端で見かける植物、鳥や虫の鳴き声なども俳句の題材になるため、よく見るようになり、これまで以上に深く感じ取るようになります。

そうすると、普段、何気なく過ごしていた場所や、何度も見たことのあった風景が、まるで新しい世界のように感じられるようになります。

俳句を通して、自然の現象や、四季を象徴するものの多くのことに気づかされます。

俳句で「見る目」が変わる

日常生活の中で、私たちは多くのことを見過ごしがちです。特に、忙しい通勤や通学の途中では、景色に目を向ける余裕はあまりないかもしれません。しかし、俳句を始めると、ふとした瞬間に「今の風景、俳句にできるかも」と考えるようになります。そうすると、同じ道を歩いていても、今まで気に留めなかった草花や空の色に目が行き、自然の変化に気づくようになるのです。

例えば、夏の夕方の風が心地よいと感じた時、その涼しさを五七五で表現してみたくなるかもしれません。「夕風や 揺れる木々には 夏の声」といったように。こうした何気ない瞬間を詠むことで、日常の一コマが俳句という小さな詩に変わり、自分だけの感性を育てることができます。

さらに、俳句を作るためには、季節や自然に関する知識が必要になります。季語を調べたり、その意味や由来を学ぶことで、今まで知らなかった自然の事象や風物に出会うことができます。こうして、四季が持つ豊かな表情や、それぞれの季節に特有の魅力がより深く感じられるようになります。

四季の移ろいを肌で感じる

「日本には四季があるからいいよね」とよく耳にしますが、俳句を始めると、その言葉が持つ深い意味に気づきます。季節の移ろいは、ただ春から夏、秋から冬へと気温や景色が変わるだけではありません。春の中だけでも、初春、仲春、晩春というように、確実に季節が変わります。

つまり、1年で12の季節が移り変わる様子を感じることができるようになります。

いままで知っていた季節が、俳句を通してまったく違ったものに感じられるようになるでしょう。それと同時に、自然に対する感謝の気持ちも、次第に心の中で芽生えてくると思います。

俳句を詠むことは、自然との対話とも言えます。

季節ごとの小さな変化に気づき、自然というものがとても貴重で、儚くも美しいものだと気づくことができるのです。

俳句は古臭い?まずは一年間、試してみよう

「俳句なんて古臭いもの」と感じる人もいるかもしれません。しかし、実際に俳句を始めてみると、その印象はがらりと変わるでしょう。俳句は、決して古いものではなく、むしろ現代にこそ必要な「自然に目を向ける力」を養ってくれるものです。忙しい現代社会の中で、ふと立ち止まって季節の変化や自然の美しさに気づく時間を持つことは、とても贅沢で豊かな体験です。

俳句を始めるのに、特別な才能や知識は必要ありません。最初は簡単な季語から使ってみて、自分が感じたことを五七五のリズムで表現するだけです。それだけでも、自然に対する感受性がどんどん豊かになっていくことに気づくはずです。

まずは一年間、俳句を通して季節の移ろいに目を向けてみてください


https://haiku.kohata.site/2019/06/041/ 【俳句で自分を表現する理由とは】より

言葉にできない「本音」の壁

恋人、家族、友人…。大切な人たちに、自分の本当の気持ちを言葉で伝えるのは、意外と難しいものです。「何をどう言えばいいのか分からない」「気持ちを口にするのが恥ずかしい」と感じた経験は、誰にでもあるのではないでしょうか。

現代は、ブログやSNSで自分の考えを世界中に発信できる時代です。しかし、どれだけツールが増えても、特に感情的な機微を伝える場面では、「自分の気持ちをうまく表現できない」と感じる人は少なくありません。

俳句という「さりげない表現ツール」

そんな時、俳句は自分の気持ちを表現するための、優しく、そして強力なツールとなります。

俳句は、わずか五・七・五の17音で成り立つ短い詩です。この限られた文字数だからこそ、伝えたい感情や思いを凝縮して表現することができます。直接的な表現を避け、言葉の裏側に感情をそっと隠すこともできるため、普段は本音を言うのが苦手な人でも、自然に、そしてさりげなく心の中の思いを伝えることができるのです。

毎年200万以上の作品が寄せられる「おーいお茶」の俳句大会を見ても、恋人や家族への想いなど、日常の中で感じた様々な感情が込められた句がたくさんあります。「直接言うのは難しいけれど、俳句になら表現できる」――そう感じて俳句を詠む人も多く、たった17音という簡潔さが、かえって深い共感を生む魅力となっています。

気持ちを言葉にするのが苦手な人こそ、俳句はおすすめです。五七五のリズムにのせて、自分の思いをシンプルに表現してみてください。俳句を通して、普段は伝えられない本当の気持ちを、自然と表現できるかもしれません。


https://haiku.kohata.site/2020/04/259/ 【俳句には、幸福度を高める効能がある?】より

俳句をすると、幸福になれるよ!

世の中には様々な趣味がありますが、俳句を趣味として始めることで、人生が豊かになり、幸福感が高まります。

現代社会では、多くの人が忙しさに追われ、自己の充実感や幸福感を得る時間を見失いがちです。しかし、俳句のようなクリエイティブな趣味を持つことで、日常生活に新しい視点を与え、心の余裕を持つことができるのです。

科学的な研究によれば、趣味を持つことは心の健康に大きな影響を与え、幸福感を高めるとされています。特に、俳句のような自己表現の手段は、創造力を養いながら、心の内にある感情や思いを言葉にして形にすることで、感情を整理し、自己満足感を得やすくなります。これが、趣味を持つことによる幸福感の重要なポイントです。

趣味が人生を豊かにする理由

趣味を持つ人々がそうでない人々よりも幸福度が高いという研究結果は、多くの心理学的調査で確認されています。その理由は、趣味が日常の中に喜びや達成感をもたらすだけでなく、ストレス解消やリラクゼーション効果をもたらすためです。趣味に没頭する時間は、日々のストレスから解放され、自分自身をリフレッシュさせる貴重な瞬間となります。

俳句という趣味は、短い言葉の中に深い感情や風景を詠み込む芸術です。そのため、自然の美しさや季節の変化に敏感になり、日常生活の中で見過ごしがちな小さな幸せに気づようになります。

それは、結果的に、俳句を通じて人生の豊かさを再認識することに繋がります。

俳句を通じて得られる内的要因と外的要因のバランス

幸福感を得るための要因には、大きく分けて外的要因と内的要因があります。外的要因には、社会的な地位や経済的な成功が含まれますが、これらは誰もが自由に手に入れられるものではありません。一方で、内的要因は自分の努力次第で変えることができ、趣味を持つことで大きく向上させることが可能です。

俳句という趣味を持つことは、この内的要因を高める一つの手段です。例えば、俳句を作ることで自分の内面的な成長を感じたり、新しい挑戦に向き合ったりすることで、自己肯定感が高まります。また、俳句仲間との交流を通じて、社会的なつながりや共感が得られることも、幸福感に寄与します。このように、俳句は外的な成功だけではなく、内面的な充実感をもたらす趣味です。

俳句が提供する挑戦と成長

趣味として俳句を始めることで、日常生活に「挑戦」を取り入れることができます。俳句はその短さゆえ、限られた言葉で深い意味を伝える難しさがあり、これが一種の挑戦となります。この挑戦を通じて、言葉選びや表現力が鍛えられるだけでなく、物事をより深く観察する力も養われます。

さらに、定期的に俳句を作り続けることで、自分の成長を実感できるのも魅力です。最初は簡単な句から始めても、続けることで徐々に洗練された表現ができるようになり、上達の喜びを感じることができるでしょう。このプロセスそのものが、自己実現や幸福感につながるのです。

趣味としての俳句の始め方とコミュニティの魅力

俳句を趣味として始めるのはとても簡単です。特別な道具や場所がなくても、日常の中でふと感じたことを五・七・五のリズムに乗せて言葉にするだけで始められます。また、初心者向けの書籍やウェブサイトも充実しており、最初の一歩を踏み出しやすい環境が整っています。

さらに、俳句の魅力は一人で楽しむだけでなく、他の俳句愛好者とつながることができる点にもあります。地域の俳句サークルやオンラインの俳句コミュニティに参加することで、共通の趣味を持つ人たちと交流できる機会が増えます。このような人間関係もまた、人生を豊かにし、幸福感を高める要素となります。

さいごに

趣味としての俳句は、人生を豊かにし、幸福感を高める非常に魅力的な活動です。俳句を通じて自然や日常の小さな幸せに気づく力が養われ、創造性や自己成長を感じることができます。また、俳句を作ることは、自分自身の挑戦や他者とのつながりを築く手段としても機能し、内面的な充実感をもたらします。科学的な根拠も示すように、趣味を持つことは幸福に直結します。

ぜひ、俳句を趣味として取り入れてみてください。

コズミックホリステック医療・現代靈氣

吾であり宇宙である☆和して同せず  競争でなく共生を☆

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