高橋睦郎先生

https://www.townnews.co.jp/0503/2025/01/24/769606.htm  【年文化勲章を受け、逗子市から市民栄誉賞が贈られる 高橋 睦郎(むつお)さん】より

逗子市桜山在住 87歳 高橋 睦郎(むつお)さん  気取らぬ詩人、一生現役

 ○…詩人・歌人・俳人として昨年、文化勲章を受章した。「自分が賞にふさわしいのかという思いはあるが、今後の創作活動への励みにはなる」と話す。市民栄誉賞に関しては「嬉しいことだが、顔が知られて悪いことが出来なくなるね」といたずらっぽく笑う。飾らない人柄が印象的だ。

 ○…中1の時に友人に誘われ文芸部に。そこで『ギリシャラテン抒情詩集』を読み、「ビリビリっと走るものがあった」。詩への目覚めだった。毎日中学生新聞に作品を投稿し続け、入賞の数は群を抜き、知られる存在となった。詩・短歌・俳句全てに興味があり、周りからは八方美人と言われたりもしたが、好きだからどれも続けてきた。「言葉は向こうからやってくる。それを常に受け取る用意が必要。でも大概捉え損なう。その記録が詩集。一生捉え損ないですね」と創作活動を語る。

 ○…北九州市出身。大学時代に結核を患い、教師になることを諦め上京。先輩のつてで広告関係の仕事をしながら詩を書き続けた。自ら働きかけ、谷川俊太郎に跋文(ばつぶん)を書いてもらった詩集が三島由紀夫に認められるなど、「僕は人に恵まれているんです」と感謝する。一方で長いスランプも経験した。30代はほとんど「書けなかった」。42歳の時、交通事故で入院。病院の天井をずっと眺めるうちに「俺が書かなくても誰も困らない」と思い至り、急に気持ちが楽になったことで再び書けるようになった。

 ○…縁あって38年前から逗子に居住。故郷の門司も海と山のまちだった。「歩行と思考は密接で、言葉は歩いているときに降ってくる」そうで、逗子海岸があることは「ありがたく、仕事がはかどる」という。蛍の見られる名越緑地や池子の森もお気に入りだ。


https://www3.nhk.or.jp/lnews/kitakyushu/20241025/5020016727.html 【北九州出身の詩人 高橋睦郎さんに文化勲章 地元から喜びの声】より

北九州出身の詩人、高橋睦郎さんが今年度の文化勲章を受章することになり、地元からも喜びの声が上がっています。

高橋さんは現在の北九州市出身の86歳。

1964年に刊行の詩集「薔薇の木・にせの恋人たち」が三島由紀夫に絶賛され、注目を集めました。

現代詩を中心に、短歌や俳句からオペラの台本や新作の能・狂言に至るまで幅広く創作活動を行ってきました。

高橋さんは受章について、「これまでやってきて苦しんできたことについて『それでよかったんじゃない、これからもっと苦しめ』ということだと思うので、うれしいというよりも心を引き締めてもっと苦しもうと思います」と話していました。

そのうえで、今後の活動について、「詩が好きだから、詩に出会ったからそれしかやることがないから、最良のものを求めていきたい。体も精神も老化してボロボロになっていくけれど、もっともっと過激になっていきたい」と話していました。

北九州市小倉北区にある北九州市立文学館では、高橋さんの作品などを展示して紹介していますが、25日は急きょ、高橋さんの文化勲章の受章を知らせるパネルを作り、展示コーナーに置きました。

このコーナーには3年前に高橋さんが文学館で講演した際に書いた手書きの原稿もあります。

これには、「北九州の門司に住み、詩との出会いも北九州門司でのことでした」などと記され、ふるさとへの思いを知ることができます。

高橋さんの受章について、高橋さんと20年にわたって交流のある北九州市立文学館の今川英子館長は「高橋さんは24歳で上京されました。このまちが高橋睦郎さんを育てたという思いもあり、今回の受章は本当にうれしくて誇りだと思います。まだ挑戦していない分野があるとおっしゃっていたので、これからもどしどし書いてほしいです」と話していました。

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