俳句と花々

http://wp604hm.wp.xdomain.jp/?m=201505 【俳句と花々】より

5月31日(日)ササユリ

「もう一度探し野に入る笹百合を」

これはササユリ笹百合、花の名は、細長い葉が笹の葉に似ているユリから名づけられ、ユリは風で花がゆれる様子から揺すりと呼ばれ、揺すりの す が詰まってユリ(揺り)になったといわれています。万葉の昔から愛されてきたササユリは、里山が手入れされなくなって山が荒れたことや鹿の食害などが原因で、年々姿を消しているそうです。花言葉は、清浄・上品・希少価値です。撮影:直方市福智山ろく花公園IMG_6966

5月30日(土)ヤマボウシ

「山法師酒でどろどろ軒の下」

これはヤマボウシ山法師、花の名は、中央の緑の花を坊主頭に、4枚の白い花びらを白い頭巾をかぶった山法師に見立てて名づけられました。ヤマボウシとハナミズキの違いは、ヤマボウシは日本が原産なのに対して、ハナミズキはアメリカからの外来種です。見た目や性質も似ているようで細かなところが違い、ヤマボウシの総苞片は先端が尖っているのに対して、ハナミズキの総苞片は丸みがあります。花言葉は友情です。撮影:直方市福智山ろく花公園

5月29日(金)アカンサス

「アカンサス爪たてあかん野良の猫」

これはアカンサス、ギリシャ語の「アケー(刺)」とアントス(花)」が語源で、花を抱いている包葉にトゲがあることからつけられたとされます。和名は、アザミに似た美しい葉をもつので「ハアザミ(葉薊)」。英名は「Bear’s Breech(ベアーズ ブリーチ)」です。ギリシャ神話にはこんな伝説があります。美しい娘・アカンサスを太陽の神アポロンが見初め、求婚したが、アカンサスは拒否。それでも近づいてくるアポロンを爪で引っかいたので、アポロンは彼女を、爪のようなとげのあるアカンサスに変えてしまったといいます。花言葉は、気品あるふるまい・離れない結び目です。撮影:北九州市白野江植物公園IMG_6848

5月28日(木)ナニワイバラ

「噴水や無情の停止音痛く」

これはナニワイバラ難波茨、香りのよい大きな白い花を咲かせる。 花径7~8センチの5弁花で、真ん中には黄色い雄しべがたくさんある。日本へは江戸時代に難波商人によって持ち込まれて販売された。 それが名の由来でもある。 近畿地方から九州にかけて野生化。 蔓は長く伸びれば10メートルにも達する。 蔓には鋭い棘がある。実は偽果(子房以外の部分が加わってできている果実)で、秋に赤橙色に熟する。 実は生薬で金桜子(きんおうし)といい、止瀉、縮尿などの薬効がある。花言葉は清純な愛です。撮影:直方市福智山ろく花公園

5月27日(水)メキシコマンネングサ

「万年草枯れることなし御いのち」

これはメキシコマンネングサ、明るい黄緑色の葉で、春には株を覆い尽くすように黄色い小さな星型の花を咲かせます。花弁は5枚、雄しべは10本。まるで金平糖のようにも見えます。名前に「メキシコ」とついていますが、メキシコで栽培されたものが新種として記載されたものであって、メキシコには自生せず原産地は不明といわれています。マンネングサは「万年草」の意で、性質が強く乾燥にも耐え、まず枯れることがなく、いつ見ても茂っていることから付けられた名前のようです。花言葉は記憶・私を想って下さいです。撮影:直方市福智山ろく

5月26日(火)アジサイ

「友召され紫陽花の紅さらに濃し」

これはアジサイ紫陽花、アジサイは「藍色が集まったもの」を意味する「あづさい(集真藍)」が語源といわれます。英名のハイドランジア(Hydrangea)は、ギリシア語の「水の器」を意味する言葉を語源とします。なお、江戸時代に長崎オランダ商館の医官として滞在したドイツの博物学者シーボルト(1796~1866)は、愛する「お滝さん」にちなみ、花の大きい一品種に「オタクサ」と命名しています。花言葉は元気な女性、辛抱強い愛情です。撮影:

5月25日(月)サラサウツギ

「卯の花やまたもモンゴル初賜杯」

これはサラサウツギ更紗空木、ゆきのした科ウツギ属の落葉低木です。ウツギ(空木)の園芸品種で外側の花弁が淡紅色のものをサラサウツギ(更紗空木)と呼んでいる。サラサ(更紗)とは花の色で、赤と白が交じっているものをいう。更紗は鳥、花、人などの抽象的な連続模様のことで、インドの上質な布「sarsa」からきている。ウツギは「空木」と書き、幹が中空なのでこの名が付いている。ウノハナ(卯の花)はウツギノハナ(空木の鼻)の略称。花言葉は、謙虚・古風です。撮影:直方市福智山ろく花公園IMG_6662

5月24日(日)エゴノキ

「えごの花下向き過ぎる幼子か」

これはエゴノキ、晩春から初夏にかけて、小枝の葉のわきから伸ばした長い柄の先に、釣り鐘形の白い花がぶらさがって枝いっぱいに咲き、花が終わると緑白色のかわいい実が枝に垂れます。エゴノキは虫や動物の食害から身を守るエゴサポニンを実に含み、かつては川に流して魚をとったり、石鹸の代わりに洗濯に用いたりしたそうです。エゴノキの花が恥ずかしそうにうつむいて咲くのは、花粉を効率よく運んでくれるハチを選び、怠け者で脚力の弱いハナアブやハエが花にとまれないようにしているのだそうです。花言葉は壮大です。撮影:直方市福智山ろく花公園

5月23日(土)ブラシノキ

「金宝樹どーんと夏のおぜん立て」

これはブラシノキ、フトモモ科ブラシノキ属のブラシの木、別名をカリステモン、ハナマキ(花槙)、キンポウジュ(金宝樹)、ボトルブラシといいます。日本ではブラシノキ(ブラシの木)と言った名前が付いており、オーストラリアが原産地となっています。オーストラリアでは乾燥による山火事が多く、その時に果実が裂け種子が風によって飛散することで増やしていきます。長い主軸に花柄のない花を多数つけ、茎の先端に花をつける。ブラシのような形で茎の先からも枝が伸びる。花は開花後まもなく落ちます。花言葉は素直な気持ちです。撮影:直方市福智山ろく花公園

5月22日(金)アリウム・ギガンジューム

「遠足やギガンジュームが並び来る」

これはアリウム・ギガンジューム、中央アジア地方が原産のユリ科の多年草(球根)です。アリウムというのは、ネギやタマネギも中に入っている仲間の総称で、これもその仲間のひとつです。花を見れば誰しも 「ネギ坊主」を連想することでしょう。ネギの仲間というのも納得です。ちなみにアリウムというのは「ニンニク」の古いラテン名で、「匂い」という 意味だそうです。5~6月ころ、茎先に小花がたくさん集まった球形の散形花序を作り花を咲かせます。大きくなると、ソフトボールくらいの大きさになります。 花の色は赤紫色が一般的なようです。別名はハナネギ(花葱)。花言葉は正しい主張、不屈の心です。撮影:直方市福智山ろく花公園

5月21日(木)ハルジオン

「夏暁やヒアルロン酸歩行でき」

これはハルジオン春紫苑、北アメリカ原産の帰化植物で繁殖力があり、都市近郊に多く見られる。 大正時代に観賞用に日本に持ち込まれたものが野生化したのだという。 牧野富太郎博士の命名で、春に咲く紫苑(シオン)という意味である。 別名を春女苑(ハルジョオン)と言うが、これは似ている野草の姫女苑(ヒメジョオン)と対比してつけられた名である。花言葉は追想の愛です。撮影:北九州市白野江植物公園IMG_6372

5月20日(水)カイウ(カラー)

「海芋立ちフレーフレーと応援歌」

これはカイウ海芋、別名カラー、南アフリカ原産で日本には江戸時代末期にオランダから渡来した。名前の由来は、花がワイシャツの襟(Collar)の部分に似ているので「カラー」と呼ぶようになった。花は襟(Collar)状のところではな内側真ん中の黄色い棒の部分。襟(Collar)状の部分は、花弁ではなく「フツエンホウ(仏炎苞)」と云い「ガク(萼)」が変化したもの。カラーは本来サトイモ科の植物だが、以前よりカラー属に分類されていたことから現在でもオランダカイウ属の植物を総称して「カラー」と呼んでいる。「海芋」とは「海を渡って来たサトイモ」の意味である。花言葉は華麗なる美。撮影:直方市福智山ろく花公園

5月19日(火)シャクナゲ

「石楠花を潜って食事茶店あり」

これはシャクナゲ石楠花、花の名は「石南花」と書いたものを 「しゃくなんげ」と呼んだのが少しずつ変化して「しゃくなげ」という読み方が定着したという説が最も有力です。「石南花」という字が定着したのは「石の間に生えてくること、また、南向きの土地で育ちやすいこと」に由来しています。赤と白が混じり合ったような花の色、大きくて派手な

花びらがとても印象的で、その気品ある美しさから「花木の女王」と呼ばれています。花言葉は、威厳・警戒・危険・荘厳です。撮影:北九州市白野江植物公園IMG_5583

5月18日(月)シンリョク

「新緑や礼拝ゆたか地にみちる」

これはシンリョク新緑、初夏のころ、木々から萌え出るつやつやした色彩をもつ若葉の緑のこと。新緑といえば渾然とした総合美を指すことが多いので、常緑樹の若葉も合わせてさしつかえない。新緑といえばいかにも躍動的で、新というだけあって盛夏から秋までの動きを予想させるような感じである。撮影:北九州市白野江植物公園

5月17日(日)ヤブデマリ

「手毬花光り輝やく朝迎え」

これはヤブデマリ藪手毬、スイカズラ科の落葉低木。本州の関東地方以西、四国、九州の山地の川沿いに多く分布しています。5~6月ころ、手毬状の花序を出して花をつけます。その中心部に直径が4mm前後の小さな5弁の白い花を咲かせます。それらを取り囲むように、 花弁が5枚の大きな装飾花があります。しかし、そのうちの1~2枚の花弁が極端に小さいので、チョット見には3~4枚に見え大きさも不ぞろいなのが この花の特徴です。花自体は一見ガクアジサイに似ていますが、花序がまとまって多くつくのがヤブデマリです。花言葉は年輪を美しく重ねる。撮影:直方市福智山ろく花公園

5月16日(土)バラ

「今朝の薔薇淡き想い出かの人か」

これはバラ薔薇、バラは葉や蕾、トゲなどその部分それぞれにも花言葉が有ります。また形や種類にも言葉があります。バラの葉・・・あきらめないで、希望、蕾・・・愛の告白、トゲ・・・不幸中の幸い、多輪咲のバラ・・・プライド、一重のバラ・・・静かな愛と敬意、野バラ・・・やさしい心、ミニバラ・・・無意識の美、またトゲのないバラは「プラトニック・ラブ」という意味があります。今朝の黄色いバラの花言葉は愛の告白です。撮影:直方市福智山ろく花公園

5月15日(金)コウホネ

「かくれんぼ河骨の花みいつけた」

これはコウホネ河骨、水中から花茎を伸ばして5センチほどの黄色い花を1輪咲かせる。 5枚の花びらのように見えるものは萼である。 萼はやがて緑色になる。 萼の内側に爪のようなものがたくさんあるが、これが花びらである。 その内側にたくさんの雄しべがあり、真ん中に雌しべの柱頭が1つある。太くて白い根茎が泥中に横たわり、それが骨のように見えるというのが名の由来である。 また、根茎は生薬で川骨(せんこつ)といい、強壮剤や止血剤とされる。花言葉は秘められた愛情です。撮影:北九州市白野江植物公園

5月14日(木)シャクヤク・サンタフェ

「芍薬や赤き花弁が白を飲む」

これはシャクヤク・サンタフェ、ヨーロッパから導入された洋種しゃくやく(芍薬)です。オランダしゃくやくと呼ばれ、欧米では大型宿根草として人気が高く、多数の品種があります。日本の伝統的な芍薬とは印象の異なるゴージャスな花は、洋風の庭園や花壇、フラワーアレンジメントにぴったり。花色や花形のバラエティも豊富で、これからのガーデニング素材として注目されています。花言葉は威厳です。撮影:北九州市白野江植物公園IMG_6318

5月13日(水)カーネーション

「聖母祭花束持ちし児ら笑顔」

これはカーネーション、地中海沿岸を原産地とされるナデシコ科の多年草です。名前の由来は戴冠式を意味するコロネーション(coronation)で、古代ヨーロッパでは神にささげる花冠を作るのに使われていた花です。カーネーションは「母性愛」を象徴する花で、十字架に架けられたキリストを見送った聖母マリアの涙から生まれた花と言われています。白いカーネーションは十字架に架けられる前のキリストとマリアを、赤いカーネーションはキリストの体から散った血の色や復活したキリストを象徴しています。花言葉は母の愛です。撮影:直方市福智山ろく花公園

5月12日(火)シャクヤク

「芍薬や小町に贈る一本花」

これはシャクヤク芍薬、小野小町は36歳の時、都から、郷里にもどりますが、小町へ思いを寄せるを深草少将は、小町を追って引っ越してきます。何度も恋文を送り続けたところ、やっと小町より返事が届きます。それは、「昔庭で大事に育てていた芍薬の花が少なくなってしまったので、毎晩芍薬を一株ずつ植えて100株になったら契りを交わす」というもの。少将は、毎日野山に芍薬を探しにでかけては、芍薬を植え続けますが、なんと100日目の夜、あと1本というところで、不運な事故で亡くなります。小野小町は、少将の死を悼み、芍薬1本1本に99首の歌を詠んだものが「法実経の花」と呼ばれるようになりました。こんな深い愛を捧げてくれる人がいたら、女性冥利に尽きるというものです。花言葉は恥じらいです。撮影:北九州市白野江植物公園)

5月11日(月)ジャスミン

「茉莉花や幾度ここを通りしか」

これはジャスミン、和名茉莉花まつりか。普通、ジャスミンといえば「ハゴロモジャスミン(羽衣ジャスミン)」を指します。香りの王はジャスミン、香りの女王はバラといわれるように、ハゴロモジャスミンにも素晴らしい芳香があります。属名の「ジャスミナム(Jasminum)」はマツリカのアラビア名「yasmin(ヤースミーン、ヤスミン)」にちなみます。インドでは結婚式にこの花で花輪を作り、自分を飾るのだとされ、また恋人から贈られたジャスミンの花を髪に編み込んで変わらぬ愛の証しとし、この花を「愛の花」と呼ぶそうです。花言葉は、優雅・誘惑・官能的な愛です。撮影:北九州市小倉北区

5月10日(日)ヤマツツジ

「母の日や思い出抱きし色赤き」

これはヤマツツジ、ツツジ科の半落葉低木。高さ1~3メートル。葉は枝先に集まってつき、楕円形で長さ2~4センチメートル、先はややとがり、両面に伏した褐色の毛がある。夏秋葉は狭倒卵形で小さく、冬を越す。4~5月、枝先に朱赤色または紅紫色の花を開く。花冠は漏斗(ろうと)形で5中裂し、径4~5センチメートル。萼片(がくへん)は5枚、楕円形で小さい。雄しべは5本。果(さくか)は円錐(えんすい)形で褐色の剛毛がある。丘陵や山地の日当りのよい、やや乾燥した斜面に普通に生え、北海道から九州に分布する。花言葉は燃ゆる想いです。撮影:直方市福智山ろく花公園

5月9日(土)ボタン

「赤あかと今日一番の紅牡丹」

これはボタン牡丹、ボタン科ボタン属であるボタンとシャクヤク(芍薬)の花はよく似ています。ボタンが樹木であるのに対して、シャクヤクは草本です。やや小ぶりで端麗・若々しい印象をあたえるシャクヤクに対して、ボタンには重厚で凛々しい雰囲気があります。女性の美しさを形容する言葉として「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」があります。これは、シャクヤクが長い茎の先端に花をつけるのに対して、ボタンは葉の上に座っているかのように咲くことにちなみます。花言葉は風格・富貴・恥じらいです。撮影:直方市福智山ろく花公園

5月8日(金)ポリジ

「夏入りて勇気わきたるポリジかな」

これはポリジ、青い星型の花が印象的なボリジ、その名はラテン語の「borra(剛毛の意味)」からと言われています。ボリジの茎葉はその名の通り、ゴワゴワした毛に覆われています。一方可愛らしい花のほうは、その昔聖母マリアの青い衣を描く際に使われたことから「マドンナ・ブルー」とも呼ばれています。ポリジは副腎に働きかける作用があり、民間薬として強壮、強心、血液浄化などに用いられていました。古代ギリシャ時代には、憂鬱な気持ちを吹き飛ばし勇気を与えてくれる薬として、兵士達の出陣前にはボリジを浮かべたワインを飲んでいたとか。ボリジは勇気のシンボルだったようです。花言葉は勇気。撮影:直方市福智山ろく花公園

5月7日(木)ニセアカシア

「雨止みて紅きアカシア青春歌」

これはニセアカシア、別名を針槐(ハリエンジュ)ともいう。 材は腐りにくく、枕木や木釘、木炭、船材などに利用されてきた。 当初はアカシアの名で流通していたが、ネムノキ科アカシア属の樹木も輸入されるようになり、これと区別するために贋アカシア(ニセアカシア)と呼ぶようになった。 このような経緯から、「アカシヤの雨がやむとき」を始めとして多くの歌に詠まれるアカシアは贋アカシアをさしており、俳句の季語も同様である。 花は天ぷらにも利用されているという。 また、新芽はお浸しやゴマ和えにして食べる。花言葉は秘密の恋。撮影:直方市福智山ろく花公園

5月6日(水)オオデマリ

「白き花足が釘付け夏立ちぬ」

これはオオデマリ大手毬、スイカズラ科の落葉低木。日本に自生するヤブデマリを母種とする園芸品種です。5月ころ緑色ががった白い花を咲かせます。その花がたくさん集まり手毬のような丸い形になります。 その直径は10cmくらい、大きいものでは20cmにもなります。ひとつひとつの花はオシベ、メシベが退化した装飾花で、実をつけることはありません。ちなみに元になったヤブデマリの花は、 ガクアジサイのように、周辺が飾り花で中央には両性花があって結実します。花言葉は私は誓います。撮影:直方市福智山ろく花公園

5月5日(火)アザミ

「朝刊は子声子語なりこどもの日」

これはアザミ、花を折ろうとするとトゲが刺さって驚くことから、「驚きあきれる」を意味する古語「あざむ」が語源になったともいわれます。1263年にノルウェー軍がスコットランドに侵攻したときのこと。夜襲のため、足音を立てないよう裸足になっていたノルウェー兵が、暗闇でアザミのトゲを踏みつけ、思わず叫び声をあげてしまい、その声を聞いたスコットランド軍が敵を追い払ったといわれます。それ以来、アザミはスコットランドの標章と国花になったといわれます。花言葉は独立・厳格です。撮影:直方市頓野IMG_6140

5月4日(月)クレマチス

「日の光求め胸張るクレマチス」

これはクレマチス、ギリシア語の「klema(つる)」に由来します。花が大きく観賞価値の高い品種の総称になります。日本ではテッセン(鉄線)やカザグルマ(風車)の名前でおなじみですが、クレマチス全般を指す和名ではありません。中国原産のテッセンは花びらのように変化した萼(がく)が通常6枚、日本原産のカザグルマ(風車)は通常8枚になります。なお、英語では「旅人の楽しみ(Traveller’s joy)」、イタリア語では「ごま塩ひげ」、フランス語では「乞食草」といった呼び名もあります。花言葉は精神的な美しさ・旅人の喜び。撮影:直方市福智山ろく花公園

5月3日(日)ギンリョウソウ

「探せども探せども無し銀竜草」

これはギンリョウソウ銀竜草、複数の花茎をまとまって地上に出し、20cmほどの高さになります。 花茎の先端に一輪の円筒形の花を、横向きからややうつむき加減で咲かせます。花全体にわたって透明感のある白色で、ちょっと幻想的な花姿で、見ようによっては異様な感じです。この花は葉緑体を持たず、 光合成をする能力がありません。落ち葉の積もった森に根をはり、根に有機物を分解する菌類が共生して、栄養分をこの菌類を経由して得ることにより 生活しているのです。全体の姿を龍に見立て、色が白銀色であることが名前の由来です。花言葉はそっと見守る。撮影:直方市福智山ろく花公園

5月2日(土)ケシ

「黄緑に赤き誘惑芥子の花」

これはケシ芥子、ヨーロッパでは昔、この花を煎じてうがい薬にしたり、また砂糖を加えてシロップを作り咳薬にしたと言われます。ケシはインドの国花とか。なお、第1次世界大戦に倒れた兵士の冥福を祈るために、毎年11月11日(平和条約調印の日)にイギリスではケシの花を無名兵士の墓碑に捧げる地方があります。また、この花をこの日には胸につけて歩く習慣を残している地方もあります。 花言葉は慰め・感謝・思いやりです。撮影:直方市福智山ろく花公園

5月1日(金)ナンジャモンジャ

「もじゃもじゃのナンジャモンジャの花なんじゃ」

これはナンジャモンジャ/ヒトツバタゴ、その地方には珍しい樹種や巨木をさす呼称で、一つ葉たご(ヒトツバタゴ)に限定されるものではないのだが、本種をこの名で呼ぶことが多い。 徳川光圀(みつくに)が時の将軍に「あの木は何という木か」とたずねられ、その返事に窮してとっさに「なんじゃもんじゃ!」であると答えたと言われています。4つに深く裂けた花びらは細く、白糸を束ねたようです。 満開時には、全体に雪が降り積もったように見える。花言葉は清廉です。撮影:直方市福智山ろく花公園


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コズミックホリステック医療・現代靈氣

吾であり宇宙である☆和して同せず  競争でなく共生を☆

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