ハンガリー俳句の日

https://www.haikunap.hu/%E3%83%8F%E3%83%B3%E3%82%AC%E3%83%AA%E3%83%BC%E4%BF%B3%E5%8F%A5%E3%81%AE%E6%97%A5/ 【ハンガリー俳句の日】より

ハンガリー俳句の日のアイデアは、ハンガリー日本友好協会にてヴィハル・ユディットが発案し、俳句クラブの事務局長チフラ・アドリエンに企画発動・進行を依頼したものです。最初のハンガリー俳句の日は2014年春に開催されました。以来、毎年このイベントが行われ、年々来場者が増えています。このようなイベントは世界的に見ても珍しく、ハンガリー以外ではアメリカで同様の俳句イベントが行われているのみです。

イベントのプログラムには様々な講義、俳句・俳画のコンテスト、俳句の朗読、日本とハンガリーの俳人の紹介、俳画の展示、吟行句会、俳句とともに楽しめる演奏の他、書道や競技カルタ会のような日本文化に関連したプログラムもあります。特別な催し物としては、コンテストの参加者が生け花または茶会を見学し、その場で感想を俳句に詠む、というものもあります。主催者は毎年事前にコンテスト用の作品を募集しており、決まったテーマに沿っての俳句・俳画・俳文の応募があります。直近の募集テーマには「隔離」「花見」「爪」「星」といったものがありました。

チフラ・アドリエン、俳句クラブの事務

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%83%8F%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%A6%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%83%E3%83%88 【ヴィハル・ユディット】より

ヴィハル・ユディット(Vihar Judit、1944年8月28日 - )は、ハンガリー・ブダペスト出身の文学史研究、文学翻訳が専門で、俳人としても活躍。大江健三郎のノーベル文学賞作品『万延元年のフットボール』や、松尾芭蕉の『奥の細道』の翻訳も手がける。

父親はヨージェフ・アッティラ賞を受賞した詩人ヴィハール・ベーラ、祖父は画匠ヴィッデル・フェリックス・ボードグWidder Félix Bódog。元夫は、生成文法学者のマールトンフィ・フェレンツ(1945—1991)。息子は言語学者のマールトンフィ・アッティラ。

来歴

1963年から1968年にかけ、ブダペストのエトヴェシュ・ロラーンド大学人文学部のハンガリー学科、ロシア学科, 日本学科で学ぶ。1968年からELTEラドノーティ・ミクローシュ中学の教師(~1975年)、1975年からはエトヴェシュ・ロラーンド大学の教育学部の教師となり、1988年から2003年まで同学部の学科長を務めた。1990年より、日本学基金の会長。

1996年以来、カーロリ・ガーシュパール・カルヴァン派大学において、俳句、日本文学、翻訳学を教えている。2001年よりハンガリー・日本友好協会の会長を務め、その後も3度会長に再選され現在に至っている。

2000年、ロンドンのオックスフォードで開催された世界俳句祭典に参加。2002年には世界の俳人から成る国際メンバーと共に「奥の細道」をたどり、NHKの番組として収録された。秋田で開催された世界俳句祭典では、英語による俳句カテゴリーにおいて第1位となった。2000年にはハンガリー・日本友好協会内で俳句クラブを結成した。このクラブの会員は年に4回集まり、有名な日本の俳句を読んだり書いたりする活動を行っている。2013年から「ハンガリー俳句の日」をスタートさせ、ブダペストや地方都市において毎年4月に祝賀会を行っている。これまで、日本文学の歴史、松尾芭蕉の俳選集、「桃太郎」、「やまたのおろち」など21の本が出版された。日本文学の傑作の翻訳も多数手がけており、翻訳作品の中には大江健三郎『万延元年のフットボール』や芥川龍之介の『藪の中』『地獄変』ほか、そして夏目漱石の『坊ちゃん』などがある[1]。


駐日ハンガリー大使館@HUNBASSADOR

みなさま、今日から #ハンガリー文化センター では【「ハンガリー俳句の世界」~2つの文化をつなぐ花~】の展示会が始まりました!本展では故パーパイ・エーヴァ氏の水彩画とその作品につけられた俳句を日本語、ハンガリー語、英語でご鑑賞いただけます。

詳しくは以下から⤵️

https://culture.hu/jp/tokio/events/Exhibition-Bridge-of-Flowers


https://www.arc-c.jp/translation/blog/20161019_yosshi/ 【ハンガリーには国花がふたつ!?「チューリップ」と「ゼラニウム」】より

ハンガリーには国花がふたつ!?「チューリップ」と「ゼラニウム」

グローバルな仕事に憧れて翻訳業界に飛び込んだヨッシーです。入社以来、日々の発見と勉強を通して翻訳の奥深さを実感しています。

先日、久々に実家に帰った際、玄関に入ると見慣れないカラフルな刺繍のタペストリーが目に飛び込んできました。母が刺繍教室の友人からいただいたハンガリー土産だそうです。刺繍されているチューリップはハンガリーの国花なのだとか。なんだか気になって、手元にあったスマートフォンで調べてみると、ハンガリーでは、チューリップだけではなく、ゼラニウムも国花とされていることでした!ハンガリーの国花について興味がわいてきたので、早速調べてみることにしました。

ハンガリー国民に愛される花、チューリップ

ハンガリー語でチューリップは"Tulipan(トゥリパン)"となるようです。Webサイト「HELO NATIONAL」によると、チューリップは15世紀初めにトルコからハンガリーに伝わったそうです。チューリップという名前は、頭に巻くターバンを意味するトルコ語"Tulband"に由来するのだとか。チューリップはハンガリーに伝わるとあっという間に人気を博したようです。当時のオスマン帝国の王のお気に入りの花だったことも、チューリップがハンガリーの国花になった理由のひとつと考えられているようですね。現在でも、チューリップはハンガリーが世界に誇る伝統工芸品、ハンガリー刺繍のデザインとして、よく使われているそうです。Webサイト「ハンドメイド・刺繍のチョコール」によると、チューリップのつぼみの形が妊娠した女性のお腹の形に似ているということで、「生命が誕生する場所」という意味があるそうです。

ハンガリーを象徴する花、ゼラニウム

ハンガリー語でゼラニウムは"Muskatli(ムスカトリ)"となるようです。Webサイト「世界の国花・日本の県花」によれば、ヨーロッパ特有の、水はけがよくてやや乾燥した環境がゼラニウムの生育条件に非常に合っているとのことです。ハンガリーでは、街角の街頭のハンギングバスケットや、花壇などにゼラニウムが多く利用されているそうです。観賞用途に加え、ゼラニウムが放つ香りが虫よけに効くそうで、窓辺に置く花の定番にもなっているとか。ハンガリーの人々の日々の生活に密着した花がゼラニウムといえそうです。

イギリス人作家のDulce RodriguesさんのWebサイトにゼラニウムという名前の語源が説明されていたので、簡単に紹介したいと思います。ゼラニウム(Geranium)の語源は、ギリシャ語の"geranos"という単語で、これは「鶴のくちばし」を意味するそうです。ゼラニウムの実が付く様子が、鶴のくちばしのように見えるからとのこと。ゼラニウムは、15世紀にヨーロッパに伝わって以来、古くからハンガリーの人々にとって身近の花として咲き続けているのではないでしょうか。

どちらかひとつになんて選べない!だから国花はふたつ!

日本の桜と菊のように、ハンガリーにもチューリップとゼラニウムのふたつの国花があると思うと、なんだかハンガリーに親しみを覚えます。どちらも国民にとって大切な花であり、きっとひとつに選べないということなのでしょうね。近々もう一度実家へ帰って、あのハンガリー刺繍のチューリップを眺めてみようと思います。


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