https://plaza.rakuten.co.jp/koizumigata/diary/200609030000/ 【林内や道端に普通に見られるメヤブマオ(雌藪麻苧)。】より
マオ(麻苧)というのは茎の皮から繊維をとる植物で、ヤブ(藪)に生えるものをヤブマオ(藪麻苧)といいます。そのヤブマオよりも、花が少なく全体的に弱い印象のヤブマオなので、雌という字がついてメヤブマオといいます。
ギザギザの葉っぱは薄く、短い毛が密生しています。8~10月頃まで見かける事が出来ます。
花言葉は「真相究明」
https://note.com/aohakutaki/n/n5017f6d38d16 【ヤブマオ】より
カラムシと近縁で、藪に生えるマオ(苧麻=カラムシ)という意味からこの名前で、かつてはカラムシと同じように茎の植物繊維から糸を紡いで布を織ったそう。
カラムシもヤブマオも、草木染の染料にも使われるとのこと。
ヤブマオ(藪麻苧、学名:Boehmeria japonica var. longispica)
イラクサ科ヤブマオ属の多年草。花期は8〜10月。
草丈80~100cmほど。
葉が対生。<カラムシは互生>
葉の縁のギザギザはカラムシより粗い。
カラムシと同様に、雌雄同株で、雌花の穂は茎の上部に、雄花の穂は下部につく。<上の写真は雌花>
ただ、ヤブマオは雄花をつけないものが多く(すべてなのか、雄花をつけるものもあるのかがはっきりしない)、通常は雌花だけで無性生殖(無融合生殖=受精を伴わない種子生産、なのでクローン)によって種子をつくるとのこと。
ヤブマオの仲間は種類が多く、無性生殖型、有性生殖型(ニオウヤブマオ)、さらにそれらの中間型などもあって変異が大きく、見分けるのが難しいらしい。
https://blog.goo.ne.jp/shodo_february/e/eea3647b7c18f38d13b9d20d3cac16a8/?img=918c72e81ca7034613b9c6ff5ede5856 【ヤブマオ(藪苧麻)の雌花序】より
ヤブマオは草丈の高い草地に普通に見られるイラクサ科の多年草です。
和名は、古代繊維植物の一つ、カラムシの別名マオ(苧麻)に、役に立たない意味の
ヤブ(藪)を冠したものですが、奈良時代頃にはこのヤブマオも衣類を作る繊維植物
として利用されていたそうです。
花期を除けば、あまり目立たない雑草の一つですが、7月頃には画像のような、白い
紐状の雌花序をのばし、群生する姿は荘観です。
この植物は雌雄同株で、雄花序は下方の葉腋に少し貧弱な花序を形成していますが、
中には、雄花序を全く付けない株もあって、未成熟の雌花序との見分けは難しいようです。
この雄花は花粉を作りますが、雌花は受粉することなく単独で種を作ることができます。
要するに、この植物の世界では進化の末に”男はいらん”ということになったようです。
それにも拘わらず、せっせと花粉を作る雄花の存在とは・・・
どこか男の悲哀のようなものを感じてしまいますね~
ここは取り敢えず人間の男性に生まれて良かった?ということにしておきましょうか。
ヤブマオ <イラクサ科 カラムシ属> 多年草
https://www.uekipedia.jp/%E5%B1%B1%E9%87%8E%E8%8D%89-%E3%83%9E%E8%A1%8C/%E3%83%A1%E3%83%A4%E3%83%96%E3%83%9E%E3%82%AA/ 【メヤブマオ/めやぶまお/雌藪苧麻】より
Meyabumao めやぶまお,草 平地の道端にも見られる大型の多年草 葉がギザギザの雑草
葉は直径10センチほどで縁の切れ込みは二重になる
めやぶまお,開花時期
ヤブマオに比べると花穂は細く、直立しやすい
【メヤブマオとは】
・沖縄を除く日本各地に見られるイラクサ科の多年草で、低山の林内や平地の道端などで普通に見られる。近縁のヤブマオに比べて葉が柔らかで脆いことから、メヤブマオと呼ばれる。
・ヤブマオは藪に生えるマオという意味で、マオは同じイラクサ科のカラムシのこと。また、学名にあるplatanifoliaは、「プラタナスのような葉を持つ」の意味であり、本種の葉の形状に由来する。
・メヤブマオの開花は8~10月。雌雄同株で、茎の下部に雄花花序(雄花の集り)が、上部に雌花花序が細い穂状にできる。花穂はヤブマオよりも細く、雌花はヤブマオに比べると、まばらに咲く。
・葉は直径10センチほどの円形~広い卵形。縁のギザギザはヤブマオ同様、先へいくほど大きくなるが、先端が三つに裂けるのが大きな特徴。薄い膜質で両面とも短毛があり、基部はクサビ形になる。
・茎はやや角張った円柱形で分岐がなく、葉は対になって生じるが、上部の葉柄は短く、下部は長い。葉や茎には短毛が密生するため、触れるとザラザラする。
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