ゼフィランサス

https://sakata-netshop.com/shop/e/ezephyrlily/  【ゼフィランサス】より

ゼフィランサスとは?

ゼフィランサスは夏の花の少ない時期に、周期的に色鮮やかな花で庭を彩ってくれる貴重な花です。原産地は中南米などの熱帯のものが多く、日本へは、早いものは江戸時代に渡来して、サフランモドキやタマスダレの名で古くから親しまれている球根植物です。

ゼフィランサスの花の秘密

ゼフィランサスは英名の「レインリリー」とも呼ばれ、雨の後に花が咲くことを強調する愛称として広く使われています。

ゼフィランサスは、原産地の周期的な降雨による水分が刺激となって、球根内で次々と作られる花芽が急速に大きくなり、短期間に一斉に花を咲かせる性質があります。そのため、1輪の花もちは2~3日と短いですが、夏から秋にかけて何回も花を楽しむことができます。

ゼフィランサスの魅力

POINT1 暑さに強く育てやすい

ゼフィランサスはもともと中南米など気温の高いところの植物です。そのため暑さには強い品種が多く、たいていの場所で育てることができます。

乾燥や多湿にも強いので、鉢植えや屋上・ベランダなどの栽培にも向いています。近年の日本の暑い夏や、大雨にも耐えることができます。よほど暗くなければ、多少日当たりの悪いところでも育ちますので、いろいろな場所で楽しむことができます。

POINT2 植えっ放しでOK

ゼフィランサスの多くは暑さに強いだけではなく寒さにも耐えることができます。

品種差はありますが、関東以西ではたいていの品種が植えたままで冬越しが可能です。

また、球根が混み合ってもよく開花するので、数年植え替える必要もありません。栽培に手間がかからないのも魅力の一つです。

ゼフィランサスをキレイに見せるポイント

5~15cm、1~3cm

POINT1 球根の間隔を狭く植える

ゼフィランサスの球根の植え付けは、間隔が1~3㎝程度あれば十分です。乾燥に強く、狭い場所で多少混み合っていた方がよく開花する性質を生かして、花が咲いたときにより華やかになるように密植するのがおすすめです。

シトリナ、カンジタ、カリナータ

POINT2 性質に合わせて植え方を考える

原種の白い花の「カンジタ(タマスダレ)」、黄色い花の「シトリナ」、ピンク色の「カリナータ」が有名ですが、どれも品種改良されていない原種です。そのため、原種同士をミックスで植えても草丈や開花がそろわないので、各花色を固めて植えた方が庭を華やかに彩ってくれます。

ピンクピーチ、オレンジカウンティー、ブライトオブシンガポール

一方で「アルジュナ」シリーズは、草姿や開花のタイミングがそろうように品種改良されているので、花色ごと固めてではなく複数の品種をミックスで植えるのもおすすめです。それぞれの花色が調和して、よりカラフルにお互いを引き立てます。

このようにゼフィランサスは原種と園芸品種の「アルジュナ」シリーズとで草丈や花が咲く時期に違いがあるので、植え方をひと工夫するだけで見栄えが変わってきます。


https://ameblo.jp/cornerstone1289/entry-12521173262.html 【タマスダレ】より

タマスダレ(玉簾、学名: Zephyranthes candida)は、ヒガンバナ科(クロンキスト体系ではユリ科)タマスダレ属の球根草。

和名の由来は、白い小さな花を「玉」に、葉が集まっている様子を「簾」に例えたことによる。

別名のレインリリー(雨ユリ)とは、ゼフィランサス属及び近縁のハブランサス属(英語版)の総称であり、タマスダレだけの別名ではない。まとまった雨後に一斉に花茎を伸ばし開花することに由来する。また、タマスダレを「ゼフィランサス」ということもあるが、本来、ゼフィランサスは属名であるので注意を要する。

アルゼンチン、ウルグアイ、パラグアイのラプラタ川流域及びチリ、ペルー原産。日本には明治時代初期の1870年頃渡来し、日本の風土にも良く適応し、人里周辺に半野生化した群落が見られることがある。

明治期の到来だから馬琴の歳時記には登場しない。江戸期の俳人は知らない植物である。

歳時記では秋の季語ではなく夏の季語。

しかし家の周辺では今が盛り。

年に何回か盛りがある。雨の後がいつも盛りとは限らない。

関西地区では↓をゼフィランサスと呼んでいる

同属と言われればそうかなあとも思う。

おなじくWikipedia

ゼフィランサスは、ヒガンバナ科(クロンキスト体系ではユリ科)タマスダレ属[1](学名: Zephyranthes)の植物の総称。温暖な地域で生育し、土中に鱗茎を形成する多年草。

近縁のハブランサス属(英語版)、クーペリア属(英語版)[2]とともに、多くの種は乾燥と高温の後に雨が降って球根が潤うと花茎をのばして開花する性質があるため、ともにレインリリーと呼ばれる[3]。

属名はギリシャ語の Zephyros(西風、ゼピュロス)と anthos(花)が語源であるが、なぜそう名付けられたのかよくわかっていない。

ロサ・カニナ

ヨーロッパ大陸に自生するバラで、ゲーテの詩やシューベルトの歌曲の「野ばら」のモデルは、このバラであるとも言われます。

果実は秋に赤く熟し、ローズヒップと呼ばれ、茶剤(ローズヒップティー)として飲用されます。

そのローズヒップ まだ熟していない

いっぱい採種できそう。

真っ赤に熟したらきれいだろう。今まで気づかなかった

野薔薇咲き万葉よりの鮎どころ 大島民郎

見えてゐる野薔薇のあたりいつ行けむ 野澤節子 『未明音』

わがホ句にせめて野薔薇の香もあれな 日野草城

ダンテの忌髪に野薔薇や星や百足 鳴戸奈菜

ペンシヨンヘ疎林づたひや野薔薇の芽 大島民郎

薔薇の品種改良、交配には日本の「野ばら」も重要な役割を果たしていると聞いたことがある。


https://albireo190.blog.ss-blog.jp/2007-09-17【西風の花 <ゼフィランサス> [花]】より

  ゼフィランサス  和名:サフランモドキ  ヒガンバナ科  ゼフィランサス属

ゼフィランサスの語源は、ギリシャ語です。

ギリシャ神話には、「ゼフィロス」(或いは「ゼフュロス」)と言う、西風の神が登場します。

日本では、春の風と言えば「東風」のことになります。古くは「こち」とか「こちかぜ」と呼んで、春の風として和歌などにも詠まれています。その代表作と言える作品が、菅原道真の和歌だと思います。(以前記事にした道真公の和歌です→http://blog.so-net.ne.jp/albireo/2007-03-26 )

その日本の「東風」に対して、西欧では、春の風は「西風」になるようです。

平凡社版の「世界大百科事典」(DVD版)で、「ゼフュロス」を調べていたら、「方位」という項目の中の[西洋の方位観の諸源泉]という小項目に次のような記述がありました。

「西風の神ゼフュロス Zephyros は春と生命をもたらす優しい青年」(平凡社世界大百科事典)

そう言えば、ルネサンスの画家ボッティチェリの代表作である「ヴィーナスの誕生」には、西風の神ゼフィロスが、口から春の風を吹き送る若者の姿で描かれています。

この花「ゼフィランサス」の名は、その西風の神「ゼフィロス」と、こちらもギリシャ語で「花」を意味する「アンサス」との合成語です。

ですが、原産地はギリシャではなく、中央アメリカだと言う事です。

それに、花が咲くのは夏から秋にかけてで、残念ながら春ではありません…。

可憐な花を咲かせますが、繁殖力の強い植物のようです。

日本には、幕末の頃の弘化年間には、既に渡来していたと言います。

和名は、「サフランモドキ」と名付けられています。

意味は、「サフランのまがい物」という程のことですが、雄蕊や雌蕊を含む花の姿が、何となくサフランを連想させるからでしょうか。花には、ちょこっと迷惑な和名かも知れません…。

          柔らかな光と風

          生命を愛おしむ

          優しい輝きの中

          空から降り注ぐ

          愛を受け留めて

          花々は咲き匂う

          移ろい過ぎ去る

          帰らない時の中

          生きて行く生命

          その哀しみの形

          そして喜びの姿

          この惑星ほしの上で

  タマスダレ  玉簾    ヒガンバナ科  ゼフィランサス属

住宅や公園などの柵の下によく植えられている白い花の「タマスダレ」も、ゼフィランサスの仲間です。

タマスダレは、僕が子供の頃から馴染みのある花で、とても日本的な「玉簾」などと言う名前を持っているところから、てっきり日本の在来種だと思っていました。

しかし、本当のところは、この花もまた外来種で、原産地はブラジルだということです。

タマスダレという花には、取り立てての思い出も、殊更な記憶もありませんが、道を歩いていて不意に目にしたりすると、何故なのか奇妙な懐かしさを感じたりもします。

そのくらい、子供の頃から目にすることの多い花だったということかも知れません。





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