一夜茸

https://www.1101.com/kinokonohanashi/484/eat.html 【ヒトヨタケ】より

ヒトヨタケ、です。まずは、その名前。漢字で書くと「一夜茸」。

一夜限りのきのこ、つまり、一夜限りでいなくなっちゃうきのこなんです。

それは、きのこのきのこたる本分、きのこの最重要使命であるところの、次世代へ生をつなぐ胞子の散布、その方法が、ちょっと変わっているから。

傘を持っているきのこだと、傘の裏側にあるヒダや管孔でつくられた胞子が、傘が開くとともにさらさらとこぼれ落ち、(実は担子器という器官から射出!されてる)風に乗って遠くまで運ばれていく、というパターンが、まあ、一般的です。

ところが、ヒトヨタケは、成熟するにつれて傘が溶けて液状になり、真っ黒い液体がポタポタ落ちるんです。胞子もろとも。

つまり、新天地を求めて、遠くへ遠くへ胞子を飛ばすという戦略とともに、(幼菌時には、胞子を飛ばします)この、同じ場所で、また発芽したい!遠くへ行きたくない! という戦略も兼ねているんです。なんたる、策士!

英語では、その形状から、inky cap (インクの傘)などと、呼ばれることもあるようです。

そうそう、 今回のクイズの答えは「毒」が正解ですが、これに異論を唱える人がいるかもしれません。ヒトヨタケは、通常、ヒダが白やピンクの幼菌であれば、食用になるんです!

風味に癖がないので、軽く茹でて、三杯酢やお吸い物にするといいとか。

しか〜し。お酒と一緒に食べようものなら、たちまち、顔や胸などの紅潮、頭痛、めまい、

呼吸困難などの中毒症状が!

何でも、コプリンという含有物質が、アルコールを分解する酵素の作用を阻害するため、

人を悪酔いさせちゃう、ということらしいです。

ね、酒飲みにとっては、毒きのこ!わたくし、何を隠そう、食したことがありません。

さて。ヒトヨタケは、夏から秋にかけて、落葉の堆積地や草地から発生します。

傘は直径5〜7cmほど。釣鐘形で、表面は灰色〜淡褐色。中央に鱗片、周縁部に条線が見られます。

ヒダは密集していて、白、あるいは、ピンク色から、後に黒に変化。

柄は高さ10〜15cmほど。絹のような光沢を持ち、中空です。

ちなみに、分子系統学的な研究の結果、かつては、ヒトヨタケ科ヒトヨタケ属だったのが、

現在では、ナヨタケ科ヒトヨタケ属に分類されてます。

う〜む、写真に写っている、素晴らしい巨木の話をしようと思ってたのですが、(広葉樹のオヒョウで、樹齢500〜600年くらい)ヒトヨタケのことだけで終わってしまいました……。

ま、いいか……(笑)。


https://kinokobito.com/archives/7584 【溶けるヒトヨタケの話(前編)】より

ヒトヨタケの名前について

「ヒトヨタケは溶けるキノコなんです」と教えてもらったのはキノコの観察会に入って間もなくの頃。

説明するために手に持たれたそのキノコの姿を見て、誰もが不思議に思うことある。

「これが一夜で溶けてしまうのか・・・?」ということ。

1960年8月。このキノコは川村清一博士によって「ヒトヨタケ(一夜茸)」という和名が付けられた。

名前の由来は「一夜で溶けてしまうキノコ」であることから、だと推測できる。

ただし巷で言われているような「一夜で溶ける」というのは間違いである。

特に無印の「ヒトヨタケ」に限っては成菌になってからでもかなり長い間その姿をとどめている。

もちろん川村博士もその事はご存じだったでしょうから「一夜」というのは「短い命」の文学的な表現としてそのように命名したと考えるのが妥当である。

古来日本では「九十九折り(つづらおり)」「八百万の神(やおよろずのかみ)」など、数に関しては正確ではないものの、その数の多さを表す表現として「九十九」や「八百万」が使われることがあり「一夜」もそれらの表現と同じような使われ方をしているのだと思われます。

「一夜限りの・・・」という言葉の響きは切なくそして儚い。ヒトヨタケという言葉もそんな儚げな印象を我々に与えてくれます。その言葉の源泉は自分自身を溶かしてしまうという「潔さ」なのか、溶けて流れている「虚しさ」なのか、どちらにせよ「滅びの美学」を体現していると言っていいかもしれません。多くのキノコファンがこのヒトヨタケを愛してやまないのは、そんな美学に心を惹かれてしまうのでしょう。

ヒトヨタケじゃないヒトヨタケがある

ヒトヨタケと名前が付いているのにヒトヨタケではなくなった、というキノコがあります。

どういうことなのでしょうか?

そこでまずヒトヨタケについて知るために「原色日本新菌類図鑑」でヒトヨタケ科ヒトヨタケ属について記載されている特徴を調べてみましょう。

1.胞子紋は黒または黒褐色。平滑、まれにいぼにおおわれ、 発芽孔をそなえる。

2.胞子はひだの下方から上方へとしだいに成熟する。

3.多くの種類では成熟部分からひだが液化しはじめる。

4.ひだは直生~上生し, 断面において両側平行である。

5.傘の上表皮層は細胞状。

6.通常菌糸にはクランプがある。

7.糞、植物、遺体、腐植、焼けあとなどに発生する。

「原色日本新菌類図鑑」今関六也・本郷次雄編集、保育社

この中で特に属の判別として重要なのが1,2,3,4であろう。

この4つの特徴を持っていれば、ヒトヨタケ属であることを疑って良いかと思います、、、昔は。

その定義が大きく変わったのがDNAでの分類が持ち込まれて来てからのこと。

形態重視での分類からDNAでの解析を加味された同定、分類へと変化してきたのである。

そしてその中で一番ポジションが変わったのがササクレヒトヨタケである。

ササクレヒトヨタケは「コプリーヌ」と呼ばれ、食用として栽培もされているキノコである。

この写真(Fig.2)の様に傘が閉じた状態がとても特徴的で、食用として使われるのもこの状態のものが最も適しているようである。

傘が開いてくると直ぐに傘の周辺から溶け始め、やがて傘全体があっという間に溶けてしまいます。

このササクレヒトヨタケがDNA鑑定により、ヒトヨタケ科からなんとハラタケ科に移されたのですね。

属が分割されるのは良くある話ですが、一つのキノコが既存の科に移されるというのはなかなか衝撃的なものがあります。

つまりササクレヒトヨタケは形態的にはヒトヨタケの仲間と類似はするものの、系統的にはまったく別のところから同じような形態を持つようになった、いわゆる「他人の空似」のキノコだったのです。

これを「収斂進化」といい、サメ(魚類)とイルカ(哺乳類)が同じような進化を経て形態が似てきたのと同じですね。

キノコは生活環境の変化や敵のいない場所に適応するため、あるいはいかに自分の子孫を多く残すのかというために自分自身の姿を多様に変化させてきました。このササクレヒトヨタケとヒトヨタケは別々の先祖を持ちながらも進化の過程で「溶けた方がより多くの子孫を残すことが出来た」のでしょう。その残ったであろう「溶ける性質をもった子孫」たちがその後も似たような進化を続け今のササクレヒトヨタケとヒトヨタケを形づくったのだと思われます。

溶けないヒトヨタケとヒトヨタケ属

ヒトヨタケの仲間を見ていると「これ本当に溶けるんだろうか?」というものに出会う。

例えば傘の条溝線が美しいヒメヒガサヒトヨタケ(Fig.3)。

Fig.3 ヒメヒガサヒトヨタケ 2017.05.14 兵庫県

このキノコは他のヒトヨタケの仲間のように成長すると溶けて液化していくという状態を見たことがない。

もしかしてヒトヨタケの仲間にも溶けないものがあるのかな?

また、溶けないヒトヨタケはヒトヨタケとは別の属なのでは?

と思って調べてみると最新の分類ではすっかり属が分かれているんですね、実はあまり気にしていませんでしたが、改めてここで整理してみます。

ちなみに以前(原色日本新菌類図鑑での記載)は全てヒトヨタケ属(Coprinus)に含まれていましたが、現在は以下の3つに分かれているようです(Fig.4)。

新属名 和名 属名

Coprinellus(キララタケ属) イヌセンボンタケ Coprinellus disseminatus

キララタケ Coprinellus micaceus

コキララタケ Coprinellus domesticus

Parasola (ヒメヒガサヒトヨタケ属) コツブヒメヒガサヒトヨタケ Parasola leiocephala

ヒメヒガサヒトヨタケ Parasola plicatilis

Coprinopsis(ヒメヒトヨタケ属) ヒトヨタケ Coprinopsis atramentaria

ネナガノヒトヨタケ Coprinopsis radiata

アシボソヒトヨタケ Coprinopsis acuminata

ウシグソヒトヨタケ Coprinopsis cinerea

クズヒトヨタケ Coprinopsis patouillardii

マルミザラエノヒトヨタケ Coprinopsis lagopides

ホソネヒトヨタケ Coprinopsis strossmayeri

マグソヒトヨタケ Coprinus sterquilinus

ミヤマザラミノヒトヨタケ Coprinopsis insignis

ザラミノヒトヨタケ Coprinopsis phlyctidospora

コツブザラエノヒトヨタケ Coprinopsis neolagopus

Fig.4 旧ヒトヨタケ属(Coprinos)の新属

ここにあるものは図鑑に載っているものやネット上で見かけるヒトヨタケの仲間たちを集めてみました。

Coprinopsis(ヒメヒトヨタケ属)が圧倒的に多いのですが、これが一体どういう特徴よって分類されたのか、というところまではここでは追及はしませんが、溶ける、溶けないが属を分ける分岐点になったのでは無さそう、と言うのがわかります。

例えばCoprinellus(キララタケ属)に属するイヌセンボンタケは老化すると共にかなり溶けているのを良く見ます(Fig.5)。

また同じCoprinellus(キララタケ属)でもコキララタケなどは意外にしっかりした傘をしていてあまり溶けそうな印象はありません(Fig.6)。

Fig.5 老化したイヌセンボンタケ (2022.10.16 大阪)

Fig.6 コキララタケ (2022.11.12 大阪)

また一番大きなグループであるCoprinopsis(ヒメヒトヨタケ属)の中で代表的なヒトヨタケは溶けて液化することが知られていますが(Fig.7)、ザラエノヒトヨタケ(広義)やクズヒトヨタケなど透明感があるきのこなどは萎れる感じはあっても溶けるということはなさそうです(Fig.8)。

Fig.7 溶けるヒトヨタケ (2020.03.15 大阪)

Fig.8 透明感のあるヒトヨタケの仲間 Coprinosis sp. (2022.11.05 大阪)

同じ属の中でも溶ける、溶けないものが含まれているということで「溶けて液化する」という特徴は属を分ける要素ではない、というのが分かりました。

ではどういうヒトヨタケの仲間が溶けないのでしょうか?


https://kinokobito.com/archives/7690 【溶けるヒトヨタケの話(後編)】より

溶けないヒトヨタケ

北海道の阿寒湖周辺に行った時の事、苔むした木の少し平らになった部分からヒトヨタケの仲間の一群を見つけました(Fig.9)。

Fig.9 ヒトヨタケの仲間(2022.09.23 阿寒湖)

Coprinopsis(ヒメヒトヨタケ属)であろうとは思いますが、種類までは特定できませんでした。

ただし、この写真からは多くの情報を得ることができます。

1.ヒダがすっかり溶けている

2.溶けたヒダは液状となってキノコの下に落ちている

3.ヒダが無くなった傘が軽くなったせいなのか傘の縁がめくれあがっている

この状態は「溶けている」と言っていいでしょう。

では別のキノコで見てみましょう。

先ほどの透明感のあるヒトヨタケの仲間のヒダです(Fig.10)。

Fig.10 透明感のあるヒトヨタケの仲間 (2022.11.05 大阪)

傘の裏がまるで扇子の様な形をしているのが分かりますね。

そしてこの写真からもっとも良くわかる特徴が「ヒダが非常に疎」であることです。

そして少しヒダの先端が黒くなっているものの「溶けている(液化している)」という感じではありません。

また、ヒメヒガサヒトヨタケなども「ヒダは疎」という記載になっています。

だとすればヒダが疎かどうか?というのが溶ける溶けないを分けているのではないでしょうか?

さて、では溶けるキノコの代表であるヒトヨタケのヒダを見てみましょう(Fig.11)。

Fig.11 ヒトヨタケのヒダ

ほんの少しだけ成熟していますが、この写真からは以下の情報がわかります。

1.ヒダの先端が灰色になっている。

2.ヒダの長径の下の部分から灰色になっている

3.ヒダは隙間が無いほど密である

これらの特徴の中で最も重要なポイントが「ヒダが隙間が無いほど密」であること、ですね。

整理すると、ヒトヨタケの仲間にはヒダが疎であるものとヒダが密のものがあります。

そしてヒダが疎であるものは溶けて液化することはなく、ヒダが密であるものは溶けて液化する性質を持っている、と考えられます。これは別の言い方をしますとヒダが疎のものは「風で胞子を飛ばせるので溶ける必要が無かった」という事なのだろうと考えています。

そこで「はっ」と気づいたことがあります。

先ほどのイヌセンボンタケとコキララタケの比較ではイヌセンボンタケは溶けて、コキララタケは溶けないのではないか?と書きました。それは単なる僕が抱いた印象だったに過ぎません。

しかしヒダを確認するとイヌセンボンタケは疎であるのに対し、コキララタケは密。

そこで良く図鑑を調べてみるとイヌセンボンタケは「液化しない」と書かれていて、それに対してコキララタケは「弱いながらも液化する」というように書かれています。イヌセンボンタケは傘が弱弱しく溶けている様に見えるのですが、実は萎びているだけのようで、逆にコキララタケは傘は頑丈そうに見えるのですが、ヒダは溶けてしまうのでしょう。

やはり溶ける溶けないは傘の組織の構造ではなく、ヒダが密かどうかで決まるようです。

ヒトヨタケとササクレヒトヨタケの溶け方の違い

Fig.12 黒色化したヒトヨタケ(2020.03.15 大阪)

3月。外はまだ薄ら寒く、ようやくアミガサタケなどのキノコが顔を出し始めるそんな季節。人工的に落ち葉などがまとめて捨てられた場所などにヒトヨタケの姿を見つけることが出来る。

まだまだキノコの数は少なく、一つ一つのキノコを落ち着いて観察できるので、このヒトヨタケも何日もかけて観察してみたのであった(Fig.12)。そしてこれだけ黒くなった時にふとあることに気づいた。

確かにヒダは液化しているんだけど、傘は溶けてない、、、、

そこで改めて”その”特徴を振り返ることにする。

今まで「溶ける」という言葉を曖昧に使ってきたのですが、原色日本新菌類図鑑にも記載されている通り、溶けるのはヒダであり、ヒダの下方から上方に向かって順に成熟化し、その成熟と共に液化していく、とだけ書かれています。

傘も一緒に溶けるとは一言も書かれていません。

こうやって改めてみると傘の質感はヒダとは全く異なり縦の繊維状になっており、結構しっかりした構造になっているのがわかります。

ではもう一枚の写真を見てみましょう(Fig.13)。

Fig.13 ヒトヨタケ (2021.03.27 大阪)

この写真に写っているヒトヨタケは全てヒダが黒色化しているとは思うのですが、その中でも特に右端の2本がヒダも写っているので良くわかるかと思います。

この写真から分かることは以下の通り

1.傘はかなり開いており、山型から平らになろうとしている

2.傘は少し色が暗色化しているものの、元の色を保っている

3.ヒダはかなりの範囲で成熟し、真っ黒になっている

4.ヒダが液化して柄などに付着いるのが確認できる

ヒダはかなり溶けており、液化して既にヒダの何割かが無くなっている。

しかし、傘の表面は少し黒くはなっているものの「傘が溶けている」という状態ではない。

ヒトヨタケの傘は一見弱々しく見えるのだが、実際は結構頑丈なのだろう。

もしくは自身が持っている分解酵素にも分解されない性質の細胞で出来ているのではないかと思われる。それゆえ「傘は溶けない」のだと思われます。

これは自分でも「ちょっとした発見だなぁ、、」とほくそ笑んでいたのですが、しかし、、、、

今年の10月NHKワールドにて「Wonderful Fungi」という番組があると聞いたのでネットで視聴してみた。

大作晃一さんが撮影したキノコの写真や映像がふんだんに盛り込まれた素晴らしい内容であった。

その番組の中で驚愕した場面がある。

ササクレヒトヨタケが成長していく動画だったのだが、その成長と共に傘自体も豪快に溶けていったのである。

その時の映像は現在視聴することができませんが、筑波大学山岳科学センターがYoutubeにアップしているこの動画を観ればササクレヒトヨタケの溶け方が分かるかと思います。

https://www.youtube.com/watch?v=HS3l1YvdS50

ではそのササクレヒトヨタケの溶け方が分かる画像でその様子を見てみましょう(Fig.14)。

溶け始めたササクレヒトヨタケ

溶けて無くなりかけてるササクレヒトヨタケ

Fig.14 ササクレヒトヨタケ(写真:ようじさん)

1枚目の写真(2022.11.23):

左の2本は傘の一部が溶けかけていますが、右の2本は傘が半分以上溶けて無くなっているのが確認できます。

2枚目の写真(2022.11.28):

5日後の写真ですが、ほとんどの傘が真っ黒になってほんの一部だけが残っている状態が確認できます。

ここでまず言えることはササクレヒトヨタケの溶け方というのは、まずヒダが先に溶けるのであるが(これはヒトヨタケと共通)、同時に傘の方もヒダの黒色化に連動して縁の方から順番に溶けていく、ということなのでしょうね。

ここで千葉菌類談話会で発行されている「千葉菌類談話会通信 24号」に青木実氏のインタビュー記事が載っておりますして、そこに興味深いことが書かれているので引用します。

「例えば、これササクレヒトヨタケでしょう。このヒトヨタケのね、胞子の大きさとかなんか・・・それから特徴はね、傘の皮膜、これはどんな細胞かというと、バラバラになる細胞なんだ。ほかのヒトヨタケはバラバラにならずにつながってるの。だから、その特徴をここに入れたわけですよ。そうすると分かりやすいだろうと。」

http://chibakin.la.coocan.jp/kaihou24/24p42to49.pdf

インタビューの最後に「日本きのこ検索図版」の事を聞かれての青木さんの説明である。

この中で「ササクレヒトヨタケの細胞はバラバラになる細胞」と書かれていて、またヒトヨタケに関しては「バラバラにならずにつながっている」と書かれている。

つまり

バラバラになる細胞かそうでないかで溶ける溶けないが決まってくるのではないだろうか?

あくまでも推測であるが、かなりいい線いってるような気がします。

ササクレヒトヨタケとヒトヨタケ、違う祖先を持ちながら同じような進化を遂げてきた2つのキノコ。これらはどういう意図、またはどういう経緯を経て「溶ける」という進化を遂げたのだろうか?

この2つのキノコが示す通り、自身が溶けて液化するという現象には何らかの意味があるはずで、それは間違いなく溶けた方がより多くの子孫が残る、という生存戦略なのではないかと思われます。

溶けるとはどういうことなのか、そして溶けると何故多くの子孫が残るのか、まだまだ分からないことだらけですが、今回の記事はこの辺りにしておこうかと思います。

コズミックホリステック医療・現代靈氣

吾であり宇宙である☆和して同せず  競争でなく共生を☆

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