【心の色眼鏡】
パーソナリティの語源はペルソナ=仮面、社会的役割です。
エデンの園の中央に植えられた木から 木の実を採って食べたが故に 人間は裸体で生きられなくなったと聖書は語ります。
木の実を食べてはならないという掟を破ると 死ぬからとも記しています。
裸体で生きられないとは「心にも沢山の服を着せずには 生きれない」と解釈されます。
フロイトの言う自我の防衛機制の概念は そのことを裏付けます。
自我は現実適応能力です。投影とか、合理化とか、抑圧とか、昇華とか そんな類のことが自我の防衛機制です。
自己イメージを検証し 色眼鏡を外していく作業、衣を脱いでいく作業は素敵なことではないでしょうか?
数年前 スリーインワンのワークショップで 全身のスタックポイントを見ました。
驚くことに正中線と関節の全てがスタックポイントでした。それを省みて 口から出た言葉は「邪魔ものでした」
母と兄を殺した デビルチャイルドという信じ込みを持っていたと 以前 書きました。
私は終戦直後(昭和20年)に受胎しました。食糧難の極致の時代ですです。何度も堕胎の刺激を受けました。それでも命が与えられました。
然し母は 私が1歳になる前に、私を負んぶしたまま、栄養失調で倒れてなくなりました。
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私には同じ母から生まれた光義という名の兄がいました。母が亡くなって この兄が私を愛してくれました。
私が2歳の時 よちよち歩きで崖っぷちを歩いてしまったようです。
三輪車で遊んでいた兄が心配して 三輪車ごと駆けつけ 崖から転落しました。
勿論入院し 院内感染で肺炎になり 亡くなりました。
この事故で 私を愛した人を 私が殺したと 信じ込んでしまったのです。
そんな自己イメージがあれば 愛される資格がないと思いますよね。生きていて御免なさいの人生を歩むことになりました。
小学低学年は生きる屍だと書きました。新しい母に愛されてはならない子どもであり続けました。父さえ拒絶することをしました。レイプも引き付けました。女であることをどれだけ呪ったことか!!
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それでも 愛するものに自分の歪を手渡さないよう 自分と向き合い、癒し続けました。
勿論多額のお金も使いました。
この痛みを原風景として描くと ナイル河に流されるモーゼのイメージだと先に記しました。
これを箱庭で表現した時 河に流される幼子は 羽の取れた 丸々と太った天使でした。
私がこの箱庭から得たメッセージは 「デビルチャイルドという人生を 自分の意志で選んで生まれた。生き切れるように 多くの力を神によって供えられた。 」という 内容でした。
振り返ってみると 壁は人一倍(以上かも)ありましたが、多くの恵みを得、社会からも人々からも信頼を得、生かされて来たことへの感謝を捧げずにはおれませんでした。
中学生時代 行きつく先が墓場なので 好きなことをしようと心に決め 満足できることを探し求めましたが 得られず、生きる意味を失ったニヒリストになってしまいました。
お金、地位、快楽 得ても仕方がないものでした。
もしそれを得ることを目的とすれば 得れば得るほど「もっと」を望み あたかも「勝ち得たことが次の欲望への誘い水になる」かのように 飢えと渇きは身を焦がすほどになると思わずにおれなく、それ以上に 求めたい気力も湧きませんでした。
生きる意味を求め続けた思春期の問いを棚上げしましたが 今はそれは「自分が創造するもの」ということができます。
魂と一つになって意味を創造するために 力になるのがヒーリングです。
真実の創造の為には 色眼鏡が拭い去られなければなりません。心の浄化が必要だとも言えます。
【スリーインワンコンセプトとは?】
ストレスや学習障害を含め、ほとんどの問題には感情がからんでいます。
スリーインワンは、筋肉反射テスト (バイオフィードバック)を用いて奥深い心に働きかけ、問題の原因となっている心の傷(トラウマ)をやさしく開放し、エンパワーします。
ボディを含めた、ホリスティックな、クライアントセンタードアプローチです。
そして心と身体と魂の統合をめざします。
方法は?
筋反射テストと呼ばれるテクニックを使います。「筋肉はストレス下において弱くなる」という原理を利用して、身体に話しかける方法です。
Oリングテストをご存知でしょうか?その精密版です。
なぜ筋反射テストを使うのでしょう?
体は「以前起こったこと」を「起こった通りの形」で記憶しています。その人に必要なこと全てを知っているし、セッションにおける最善の方法を知っています。
筋反射テストは、この肉体レベルの意識に働きかけるのです。
これによって問題の本質を歪曲したり、合理化したりする顕在意識レベルや潜在意識レベルをくぐり抜け、トラウマそのものに直接ふれることができるからです。
どのようにして生まれたのですか?
スリーインワンのシステムは、カイロプラクティックや東洋医学などの幅広い知識と経験を活かしたアプライドキネシオロジー(応用運動機能学)を基礎に、ゴードン・ストークス、
ダニエル・ホワイトサイド、キャンデス・キャラウエイの三氏によって開発されたものです。
スリーインワンのコンセプトは、あらゆる問題を感情的ストレス、トラウマ(心理的な外傷)と結びつけ捉えています。
その開放と癒しのために色々なセラピー、脳生理学、エネルギーワークなどを統合させた、全く新しいホリスティックなアプローチとして生まれました。
これにパーソノロジーとして知らされていた構造機能学を合わせて完成されたのです。
スリーインワンのスリーは、身体、心、魂をあらわし、ワンはそれらが一つに統合された姿、また全能がフルに機能することをさしています。
私たちは意識したものしか受け取りません。
私は、いつも回りから尊重されないと思ってたら、尊重されないことばかり目に付きます。
違うことに意識を向けたら、別の体験があります。
フォーカシングは人がまだ言葉にならない意味のある感覚(フェルト・センス)に注意を向け、その感覚と共に過ごすことをいいます。
フェルトセンスとは、意識と無意識の境界に注意を向けることで直接、身体的に感じられるものです。
身体の感覚、サインとは異なり「魂からのメッセージ」といった感覚です。
胸の奥や腹の底、鳩尾など身体の中心部分にぼんやりと注意を向けながら、何かの気がかりにまつわる感じ(フェルト・センス)が感じられるのを、受容的な態度で待ちます。
次に、その感じにぴったりな言葉(ハンドル)を探し、見つかれば、その言葉がフェルト・センスにぴったりかどうかを突きあわせて感じてみます。
違っているようであれば、再びぴったりくる言葉を探し、もう一度、フェルトセンスと照合してみるという過程を繰り返します。
フェルト・センスとハンドルがぴったりであれば、フェルト・シフトと呼ばれる、ぴったりだという感覚と 解放感が得られます。
さらにフォーカシングを続ける場合、今度はフェルト・センスに対して、「何がそんなに~なのか」「その感じは私の生活の何と関係があるのだろうか」などの質問をし、フェルト・センスのほうから、自然に何かしらの反応が返ってくるのを静かに待ちます。
何か反応が得られるようであれば、それを受容的に受け取ります。
時間的な限界や、フォーカシングを終えてもよいという感覚があれば、最後にフォーカシングの中で得られた体験を丁寧に自分の中に受け取る作業を行ってから、フォーカシングのセッションを終えます。
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