世界が大きく変わるとき~心のしくみから見る~

FacebookAyuka Mizoguchi.さん投稿記事

日本では参議院選挙が大きな話題ですね。

一見、西側主導の政府や大手のメディアが力を振るっているように見えますが、実際は、欧米一極支配が終わりつつあると強く感じる今日この頃です。

世界の変化とは言い換えれば、既存の価値観の変化です。

私たちはどれぐらい空気のように当たり前になっているものの見方を捨てることができるでしょうか?

そのへんをブログに書いてみました。宜しければぜひお読みください♪

https://ayukablog.wordpress.com/2022/06/29/%e4%b8%96%e7%95%8c%e3%81%8c%e5%a4%a7%e3%81%8d%e3%81%8f%e5%a4%89%e3%82%8f%e3%82%8b%e3%81%a8%e3%81%8d%ef%bd%9e%e5%bf%83%e3%81%ae%e3%81%97%e3%81%8f%e3%81%bf%e3%81%8b%e3%82%89%e8%a6%8b%e3%82%8b%ef%bd%9e/?fbclid=IwAR14HqvAS0T8oqVi_pX0RNsRXQ5vMKJyuhAPm5Q9gAb-xDX80wWRS_1TJ-8

【世界が大きく変わるとき~心のしくみから見る~】より

このところ世界の動きに心を奪われ、仕事ができません。(笑)

もちろん世界は常にいろいろ起きていますが、今起きていることは、私が知っていた世界から、まったく未知の世界へとシフトであると感じるのです。スピリチュアルな世界では地球が5次元にアセンションしているといったか話がありますが、信じる信じないは別にして、何かが大きく変化してきているのは確かでしょう。

とりあえず見える現象として、今、西欧一極支配が終焉を迎えていることを強く感じ、それはまた既存の価値観の崩壊を表していると思うのです。

最近大英博物館の前を通ることが多いのですが、見も蓋もない表現をすれば、ある意味展示物のほとんどは大英帝国が世界中から盗んできた盗品です。しかし、イギリス人的にはそれらは誇れる勝利品で恥じるものではありません。

またイギリスは、コモンウエルスという54ヵ国のかつて植民地にしていた国々と今も連携し、女王が定期的に訪問したりしています。で、もちろんこれらの国々にイギリスは「領土拡大」の野望と、それらの国の資源やイギリス経済への利益獲得のために侵略したわけです。

なぜこんな話をしているかというと、帝国主義による植民地支配は終わっていても、帝国マインドは現在のイギリス人の中に深く残っているなぁと感じるからです。(イギリスだけでなく、欧米全般)

少し前にインドの経済大臣のインタビューの一部分がSNSに出回っていました。インタビュアーの、“ウクライナの問題を考えて、インドは中国と長年国境の件でもめています。今日明日とは言いませんが、将来アメリカ(西側)につくか、中国側につくかという決断を迫られると思うのですがどうでしょうか?”という発言に対して、

“その質問自体があまり賢いものではない。西欧は「自分たちの問題は世界の問題、でも世界の問題は自分たちの問題ではない。それがあなたのことであれば、あなたの問題。でも、それが私の問題であれば、(あなたも含めて)私たちの問題」という思い込みを作り上げてきた”

これは、まさに私もずっと感じていたことでした。欧米中心に政治やすべてが回っているという思考。

ロシアのウクライナ侵攻に関しても、以前から起きているイエメン、シリア、パレスチナなどに関しては、自分たち(NATO)が爆弾落としているからでもあるけど、市民がどれだけ殺されていようと対岸の火事です。あなたたちの問題。でも、ヨーロッパで起きているウクライナのことは世界の問題。

インタビュアーはさらに、“アメリカ(欧米民主義の国)と中国といった対立軸があるのは事実なんだから、インドはどちら側につくか立場をはっきりさせないといけまんよね?”と大臣にせまったのに対して、

“その質問そのものに賛成できないんです。ウクライナと関係なくインドと中国の問題は以前からあり、どちらの側に立って自国の政策を立てるかということではない。私の国は世界人口の5分の1を占め、経済規模も世界第5位だ。だからどちらの側につくこともなく、自分たちの政策を決める権利がある。状況をきちんと把握して、自国にとって良い選択をするまでだ。”

これ重要です。あっさりと読んでしまうと当たり前のことを言っているようにしか聞こえませんが、ここに既存の価値観、世界観の崩壊を個人的には強く感じたのです。

今まで西側諸国が政治的、経済的なパワーを持ち、残りの国々に対して強い発言力を持っていたのが、崩れてきている兆しに感じるのです。

また、先ごろゼレンスキーがアフリカ連合の55か国をズーム会議に招待したところ、当日参加は4か国のみでした。つまり世界は欧米の顔色を見なくても回っていける状況にものすごいスピードでシフトしている現れかもしれません。

さてここで、話が心のしくみに飛びます。

西欧には未だ強い帝国主義マインドがあるけど、私たちは人間の心理として心の深いところで自分が何をやったか知っていて、罪悪感も持っているものです。意識上ではどんなに自分を正当化しても(またはすればするほど)、罪悪感はガッツリ残ります。

そして、抑圧した思いは他者に投影され、つまり誰かが帝国主義者に見え、そしてその人に自分の罪悪感を投影し、ひどく嫌うということが起きます。

先月ブッシュ元大統領が、自分の財団でスピーチした際にロシアを批判するつもりが、“一人の人間の決断による、非合法で残虐なイラクへの侵攻、あっ、ウクライナへの侵攻”と言い直した部分が話題になっていました。いわゆるフロイトの失言(Freudian Slip、心に本当に思っていることがうっかり無意識に出てしまうこと)

これは、大量殺りく兵器があるかもという推測で、「自由と民主主義を守るため」にイラクに侵攻し、結果100万人の市民が殺されたことに対して深いところでは罪悪感があることの現れかなと思うのです。

ロシアのウクライナ侵攻に関しては、NATOの東方拡大、2014年のマイダン革命で親露派の大統領が国外に追放されたこと、またミンスク合意の不履行が原因だという専門家も多い一方で、メディアは「プーチンが帝国主義者で悪魔だから」という理由のみ報道しています。

私の周囲のイギリス人もほぼ99%の人がこの見方をしており、NATOの拡大が・・・と言っただけで、ロシアのプロパガンダだ!と言われてしまいます。しかし、自分の罪悪感を投影しているのでなければ、頭ごなしに否定はしないものです。考えてみるぐらいの余裕はあるでしょう。

また、私たちは自分の中にある思いは他の人の中にもあると思うくせがあります。つまり、自分たちが帝国主義で他国を支配してきたので、ロシアもそうに違いないとみなすわけです。

また、現在までずっとアフリカや中東、アジアの国の政治に介入し続けてきた”アメリカ帝国主義”があり、そういった見方からどうしても抜けきれないのだなと思うのです。

データがないので分かりませんが、おそらくNATOの爆撃で死んだ市民の数は、ロシアや他の国の軍隊と比べてダントツに多いでしょう。これらの攻撃はすべて「自由と民主主義を守るため」なので、西欧的にはOKです。

こういう話を仲の良いイギリス人と話すと、「でも、じゃぁ、共産主義や独裁者の国に住みたいの?」とか言われ、ポイントが理解されません。(ポイントは、じゃぁ、それで他国の政治に介入して市民殺して良いの? 帝国主義とどこが違うの?です。)

しかし、もし私が「それも帝国主義だよね」と言えば、恐らく発狂するなと思うので、いつもそこで会話は終わります。自分が忌み嫌っているプーチンと同じだなんてあり得ない!という怒りです。繰り返しますが、投影していなければ冷静に聞け、違う意見を話し合うことができます。

さて、話を欧米一極支配の斜陽に戻すと、インドはイギリスの植民地であったところから、欧米の意向にまったく沿う必要もないぐらい力をつけてきたことをインタビューは物語っているでしょう。それはインドだけではなく、アフリカや南アメリカもその傾向が出てきています。

そんな状況を見ていると、一つの文明が崩壊するときとは、さらに強い文明が生またからというよりは、既存の価値観から抜けきれずに変化についていけない結果ではないのか?と思うのです。

振り返って、我が国日本。東京と香港の区別がなかなかつかないイギリス人が多い中、メディアのロシア悪報道を見ていると、気持ち的には西欧とガッツリ並んでいるつもりでいるでしょう。

政治、経済、世界の動き、最終的にいつも「人の心」が動かしているものです。言い換えれば、私たち一人一人の心が変われば、情勢は変わっていきます。

戦争は”人”の心が起こしているものですよね。誰が悪いという悪人探しやどっちが悪いという判断よりも、どういう心が争いを生み、どういう心が平和を作るのかを考えたいなとつくづく思う今日この頃です。

長くなりました。世界も国家も、そして最終的に自分個人の人生も私たちの思いが作り上げていて、ほんとうの意味では犠牲者も加害者もいないことが見えてくると良いですね。

コズミックホリステック医療・現代靈氣

吾であり宇宙である☆和して同せず  競争でなく共生を☆

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