https://blog.goo.ne.jp/ken328_1946/e/41350cad222fcdf02fedbe4aa5e8a910 【キンギョバツバキ(錦魚葉椿/金魚椿)】より
葉の先端部で突然変異(帯化現象)で、先端部が3~5裂して金魚の尾状になる。
特別な花が咲くわけでは無く、葉の変異として知られる。
赤い一重が多いので、金魚椿と言う声も聞くけれど葉の変化を言うのでやはり金魚葉…と思ったが、学名では ' Kingyo-tsubaki '。京都では錦の文字を使っている。
花は確か赤の一重だったと記憶しているのだがここでは白…だった気がするが撮ったことは無い。
キンギョバツバキ(錦魚葉椿/金魚椿) Camellia japonica ' Kingyo-tsubaki '
以前は数枚、葉先にもう一枚葉が付く「梵天葉」と呼ばれるものも混じっていた。
やはりこれも帯化したものの一つなのだろう。
梵天(仏教の守護神、梵天仏の与願印(よがんいん)に見立てたもの)
(2018.02.03 須磨離宮公園)
https://pianix.exblog.jp/23884168/【ヤノネボンテンカ(矢の根梵天花)】
ヤノネボンテンカ(矢の根梵天花)は、アオイ科ヤノネボンテンカ属の常緑低木です。南アメリカ原産で、移入時期は不明。日本では園芸種として扱われています。逸出したものが野生化して帰化しています。名の由来は、やじり(鏃、矢尻)型の葉を持つボンテンカである事から。矢の根は矢尻の事で、ボンテンカ1)(梵天花)はインドの花との意味。別名のタカサゴフヨウ(高砂芙蓉)は、台湾の芙蓉との意味。高砂は台湾の異名2)。
アオイ科(Malvaceae Juss. (1789))は、APG植物分類体系では約240属3700種、旧分類では約75属1500種が分布します。ヤノネボンテンカ属(Pavonia Cavanilles (1786))は、中央アメリカ及び南アメリカに約100種が分布します。
茎は直立し、分枝しながら50~150cmになります。茎や葉に星状毛があります。葉は互生します。基部が張り出し鉾形で、長さ3~10cm。波形の鈍鋸歯があります。
花期は8月から9月頃。茎頂に花を単生します。蕾は初め赤く、開花前頃に赤い筋模様に変化します。4~7cmの花柄があり、花弁は5枚で花径は4~6cm。白色で基部が半円状に農赤色となります。花弁裏には赤色の筋模様が入ります。
雄しべは12個で筒状につき赤色。雌しべは赤色で先端が10分岐します。萼は小苞と2列になり5裂します。朝開夕閉の一日花です。閉鎖花をつけます。果実は5分果で径約8mm。染色体数は、2n=56。
園芸店では、ミニ芙蓉の名で販売されている事があります。同じアオイ科のムクゲをそのまま小さくしたような花を付ける事からの命名と思われます。
脚注:
1) ボンテンカ(梵天花)Urena lobata L. subsp. sinuata (L.) Borss.Waalk.
2) 横田きよ子 日本における「台湾」の呼称の変遷について:主に近世を対象として 海湾都市研究,4:163-183 2009-03
https://www.shuminoengei.jp/?m=pc&a=page_mo_diary_detail&target_c_diary_id=373244 【梵天葉椿、大花おがたま、イカリソウ】より
沙沙貴神社の花がたくさん咲いてきました。
①梵天葉椿(ぼんてんば つばき)
金魚葉椿は、葉っぱの先が金魚(魚)の尾びれのようになっています。
梵天葉というのは、さらに葉っぱの先に三角の葉っぱが巻いて葉脈でつながっています。
私の写真でも写っていますが、次のリンク先(ボンテンシロ)の方が梵天葉が分かりやすいので、リンクを張らせていただきました。
合わせて見ていただくと、これやな、と分かりやすくなります。
http://aquiya.skr.jp/zukan/Camellia_japonica/Camellia_jap...
私はひかるりさんから、梵天葉や金魚葉の椿があると聞いた時、なかなか理解できなかったことを思い出します。
沙沙貴神社にはいろいろなツバキの木があって、木札が付けてありますが、金魚葉椿と梵天葉椿は並んで立っています。
金魚葉椿には、普通の葉と金魚葉はありますが、梵天葉はありません。
梵天葉椿には、梵天葉と金魚葉と普通の葉があります。
たくさん花が咲いていました。
リンク先はボンテンシロと名付けられていますが、これは「梵天葉椿と」と札に書いてあります。
②大花 おがたま
木蓮の仲間のようです。大きい花が満開でした。
③イカリソウ
沙沙貴神社には「なんじゃもんじゃ」の木がありますが、その下には、風蘭やイカリソウなどが植えてあります。
植物を見て、あれがあるこれがあると言っているのではなく、札を見て言っています。
その中に、イカリソウがありました。
船の錨(いかり)のようだと聞いていましたが、錨はこれから開くのでしょうか?
船は錨を上げて出港したのでしょうか?
昨日だけいい天気だ、というので出かけましたが、桜は、ぼやっとかすんで見えます。
空気中の湿気か花粉か、私の視力か、春霞です。
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