Facebook清水 友邦さん投稿記事 「タンチョウ(丹頂)に会いに」
カミさんがタンチョウ(丹頂)に会いたいというので、大人の休日倶楽部パスの5日間乗り降り自由の北海道フリーパスを使って、北海道の釧路まで行くことにしました。
前々日まで寒波で大雪でしたが、当日も翌日も目的地の天気は晴れなので、意気揚々と始発の新幹線に乗り函館に向かいました。
ところが9時に新函館に到着すると、車掌から乗り継ぎの札幌行きの特急が運休と告げられてしまいました。
次の列車は午後3時頃になるということでした。
今日中に札幌発の釧路行きの列車に乗らないと、すべての日程がずれてしまい、全部のホテルがキャンセルになってしまいます。
そうなるとキャンセル料が発生した上に新たな宿泊代がかさみ大変な損失です。
マインドはまっ青です。
ところが身体は躊躇することなく、駅前のレンタカー屋に向かって歩き出していました。
函館で観光することもできたのですが、体が行きたがっていたので車を借りて南千歳に向かいました。
函館は太平洋側なので晴れで美しい景色が続き最高のドライブ日和でした。
3時間たって千歳に近づいたのでネットで調べてみると、今日の札幌駅発着の列車を全て終日止めて札幌駅の雪かきをしているということでした。
千歳に到着しても列車で今日中に釧路につかないのは決定的でした。
マインドはまっ青です。
函館から千歳まで4時間の運転、これからまた冬道の凍結道路をレンタカーで釧路まで6時間走るのはあまりにも距離が長いので、バスがないか調べてみると、札幌発の釧路行きの長距離バスが15時40分と17時50分に札幌から出ていることがわかりました。
千歳空港と札幌間のライナーも止まっているので千歳空港からバスに乗ろうとバス会社に電話をしても全く繋がりません。
問い合わせ先の電話番号は回線が混み合って繋がらないようです。
直接バス会社の本社の電話番号に片っ端にかけると繋がり「バスは札幌駅まで運行していますが何時間かかるかわかりません」との事でした。
長距離バスの予約も札幌にかけても繋がらないので釧路にかけると繋がり3時は満員なので札幌駅発5時の便を予約しました。到着予定は23時05分です。
新千歳空港では寒波で飛行機が欠航し200人余りがターミナルで一夜を明かし札幌市内は過去10年で3番目に入る大雪でバスは3時間遅れていると教えてくれました。
今から札幌駅に向かえば渋滞が予想され間に合いそうもありません。
マインドは今日中に到着するか不安です。
だいたい、こんな日に出発するなんてとマインドは不満を言います。
マインドはすぐに被害者モードにはいってしまいます。
釧路行きの停留所を調べると千歳と札幌駅の間の大谷地バスターミナルから乗れることがわかり大谷地バスターミナルなら間に合いそうです。
札幌まで列車もバスもダメなのでレンタカーを大谷地で返却し大谷地バスターミナル発18時30分の長距離バスに乗ることにしました。
札幌駅までいっても千歳の営業所にレンタカーを返しても釧路行きのバスに乗れなかったでしょう。
函館から6時間運転して15時30分にレンタカーを返すと出発時刻まで2時間以上あるので札幌の美味しい寿司で早めの夕食をして大谷地バスターミナルでバスを待ちました。
定刻より1時間遅れで19時30分にバスが到着しました。
乗り込もうとしたら添乗員から、すでに満席であなたたちの席はないと言われました。
これに乗らなければ釧路到着は絶望です。
マインドはまっ青です。
到着したバスは予約したバスではなくその2時間前に出発した札幌駅15時44分発のバスで通常30分かかる時間を3時間以上遅れて到着したのでした。
札幌は大雪で大渋滞でした。大谷地付近も2車線が1車線になって渋滞していました。
予約したバスもどのくらい遅れるかは不明ですが、とにかく明け方までに到着できるのは確実なので宿のキャンセルは回避できそうなのでマインドは安堵しました。
マインドは起きてくる出来事に反応してジェットコースターのように気分が上下します。
マインドはご主人様を目的地につけるように正しいか間違っているかを常に判断して最大限の努力をして仕えてくれています。
マインドは物質世界で最高の能力を発揮しようとしますがスピリチュアルな次元については無知です。
私たちが苦悩するのは、自分は何かが欠けている、間違っている、自分は愛に値しない人間だという物語を信じてしまっているからです。
何らかの欠落感をかかえたマインドは被害者意識で世界を見てしまいます。
世界は愛に満ちて完全で調和がとれて美しく輝いている事を実感するには頭だけで生きるのをやめなければいけません。
結局、電車に乗り継いでいれば16時に到着予定が釧路には10時間遅れの夜中の2時に到着しました。
6時間の長距離バスの移動はリクライニングでぐっすり眠れたのであっという間でした。
前日の16時時に借りる予定っだったレンタカー屋に事情を話すと朝9時からの営業時間を7時30分に前倒して貸してくれました。
午前8時30分にタンチョウ(丹頂)のねぐらである音羽橋に到着すると丹頂が翼を広げてまっすぐにこちらに向かって頭上まで飛んで来てくれました。
最初に真っ青な大空を飛翔するタンチョウ(丹頂)と出会ったカミさんは大いに感激したのでした。
そのあとの行程はバスも電車も本当に乗り継ぎの待ち時間なしで盛岡についたのでした。
待ち時間の容量が決まっていて初日で使い果たしてしまったのでしょうか。
あまりにも帰りの交通が円滑すぎるので地球偶然一致制御局が関与しているかのようでした。
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