平和の灯を楽しみましょう
クリスマスは闇を照らす光の到来を祝う「光の祭典」を象徴解釈し イエス・キリストの誕生日とされたことはよく知られています。
闇や寒さを打ち破る イメージを求めて 手作りキャンドルを紹介したくなりました。
キャンドルライトサーヴィスでは キャンドルの光が次々 分火され 暗闇が明け 光の世界が 訪れます。サーヴィスの概念は 縦の線が 礼拝、横の線が奉仕を示します。
キリスト教では 「十字架を神の義と愛の和えるところ」と歌います。キャンドルは 自ら燃え尽きながら 光と温もりを放ち続けます。
キャンドルの象徴的な意味を心に留めるため 子どもたちと一緒にキャンドルを 創り キャンドルライトサーヴィスをしたことが懐かしく蘇ります。
キャンドル創りは簡単にできます。以下にその手順をご紹介します。
用意するもの(基本)
①溶かしても良いローソク、クレパス、縦長缶(各色ごと)
②ローを 流し込む容器:何でもいいです。
(生卵の上下に穴を開け、ストローで中身を吹き出して キャンドル型にすると可愛い エッグキャンドルができます)
③芯:灯明用のキャンドル。溶かしたローソクのものでいいですが 灯明用のキャンドルを 中に立てると手軽にできます。
手順
①ベースには 結婚式などで 点火した 燃え残りのローソクを 使います。
(綺麗なローソクを創りたければ すすや、 汚れなどを削り落とします。)
②縦長の空き缶に ローソクを入れ 湯煎にかけます。ロー液は数缶用意すると良いです。
③クレパスを溶かし入れ 数色の 色つきロー液を創ります。
④ローの各色を浅い容器に流し込み 羊羹状に固めカッターなどでチップ状に切ります。
ロウソクを流し込む容器に 芯を立て チップの各色を詰め、 透明なロー液を流し込み 冷やして固めます。
型から取り出すとマーブルキャンドルの出来上がりです。
⑤羊羹状に固まったものを 好きなクッキー型で抜いた二枚を 芯を挟んでくっつけても楽しいです。
⑥押し花や落ち葉をムシピンなどで キャンドルの表面につけ,そのまま溶かしたロウに ディッピングし、固定したり
⑦好きな色を 泡たて器で混ぜて型に入れると趣の変わった ホイップキャンドルができます。
⑧色のついたろう溶液を 容器にいれ 氷を砕いて入れると 氷が溶けて流れた後は シースルキャンドルになります。
いろいろ楽しんでください。 ロウの後始末は 布などを汚れたところに当て アイロンをかけると簡単にとれます。
https://www.eflora.co.jp/f_xmas/colum/xmas/01/ 【意外に知らない?クリスマスクリスマスの由来や起源、意味は?】より
クリスマスソングが流れ、ポインセチアの赤やセイヨウヒイラギの緑が目にとまり、あちらこちらにメリークリスマスの文字が躍る・・・クリスマスカラーに染まった街並みを歩くと、誰しも胸が高鳴るもの。
そんな年に一度のクリスマスですが、その由来をご存知でしょうか。クリスマスはなぜ12月25日なのか、「クリスマス」の表記の意味など、知っているようで知らないクリスマスの豆知識をご紹介します。
クリスマスの由来~クリスマスはどこからきたのでしょうか~
クリスマスとはどのようにできたイベントなのでしょうか。また、12月25日である意味は?
クリスマスに関するさまざまなお話をご紹介します。
クリスマスとは
クリスマスとは、イエス・キリストの降誕祭です。新約聖書では、キリストの生まれた日を特定はしていません。そのため、降誕祭とは「キリストの誕生日」ではなく、「キリストが生まれてきたことをお祝いする日」となります。
キリストは今から約2000年前、ユダヤのベツレヘムの馬小屋で、聖母マリアのもとに生を受けました。この生誕をお祝いする日がクリスマス(降誕祭)です。しかしながら、クリスマスがいつ始まったのか、どういう経緯で始まったのか多くの教会で明示はしていません。キリストの誕生日同様に、聖書に記述がないことが大きな理由です。
では、なぜ世界中で、そして多くのキリスト教の諸教派で12月25日が共通してクリスマスなのでしょうか。いつ頃この慣習が始まったのでしょうか。諸説ありますが、代表的な由来をご紹介いたします。
クリスマスが12月25日であることの由来
前述の通り、クリスマスがいつ頃始まったか正確な年代はわかっていません。しかしながら、2世紀~4世紀頃に始まったという説が有力視されているようです。
当時のヨーロッパはローマ帝国時代。キリスト教は国教ではありましたが、まだまだ民衆には定着していませんでした。ちょうどその頃、ペルシャから太陽信仰の性格を持つミトラス教という宗教が伝わってきました。そして、このミトラス教には「光の祭り」という信仰上の大切な行事がありました。「光の祭り」が行われるのは、一年で最も昼間が短くなる冬至。この日を境に再び昼間が長くなっていく、すなわち太陽の力が強まっていくことを祝います。この冬至が、12月25日にあたっていました。
一方で、ローマ帝国もともとの土着の祭りとして、農耕の儀式もまた12月25日前後に執り行われていました。
そこでローマ皇帝はイエス・キリストを「光」に例え、「光(太陽)の復活はキリストの復活」とし、前述の土着の祭りをすべて吸収する形で12月25日をキリストの降誕祭に制定します。ほかの宗教との対立を防ぐための、折衷案としての意味合いもあったのでしょう。
このクリスマスの誕生は功を奏し、異なる宗教同士の摩擦を減らすだけでなく、キリスト教を広める大きなきっかけにもなりました。
ちなみに、クリスマスに行われるイベントはキリスト教由来のものばかりではありません。たとえばクリスマスツリーは、古代ゲルマン民族のお祭りから伝わったとされています。こういったことからも、クリスマスは土着信仰との融合に端を発している可能性が高いのです。
クリスマスイブとは
では、12月25日の前夜にあたる「クリスマスイブ」はどのような由来があるのでしょう。
「イブ」とは英語の「evening(夜)」と同じ意味の古語「even」のことであり、クリスマスイブとは「クリスマスの前夜」ではなく「クリスマスの夜」のことなのです。これには、キリスト教の前身にあたるユダヤ教の暦(ユダヤ暦)が大きく関わっています。
ユダヤ暦では、日没が一日の変わり目とされています。そのため、12月24日の日没から25日の日没までが「クリスマス」となります。クリスマスイブは、すでにクリスマスに含まれている24日の日没から深夜までということになります。
現在では、教会や宗派によって解釈はさまざま。一般の暦にならい、25日に日付が変わると「クリスマス」とみなす宗派もあります。どの宗派も、それぞれの教えに則りクリスマスの伝統を大切に守り続けています。
クリスマス表記の意味と由来
クリスマスの表記は「Christmas」または「Xmas」。それぞれどういった意味で、どこから由来するのでしょうか。詳しくご紹介します。
クリスマスを英語表記にすると「Christmas」。Christがキリスト、masはミサ(礼拝)という意味です。クリスマスとは「キリストのミサ」という意味であり、世界のキリスト教国ではキリストの降誕をお祝いする日です。
現在では「クリスマス」という言葉自体が降誕祭を表す名詞になっていることは世界共通。クリスマスの決まった挨拶といえば「Merry Christmas!(楽しいクリスマスを!)」という言葉を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
クリスマスの表記にはもうひとつ「Xmas」というものもありますが、「Christmas」と「Xmas」、どちらも正しい表記です。
クリスマスの語源はギリシャ語で、最初の文字は「X」です。新約聖書のほとんどはギリシャ語なので、ギリシャ語の頭文字からとった「Xmas」表記は、英語表記の「Christmas」よりも歴史が古いということになります。
しかしながら、近代になると「アルファベットのXがキリストというのはおかしい」といった誤解が広まり、公の場では「Xmas」表記はあまり使用されなくなりました。
使用されなくなったもうひとつの理由として、「Xmas」の表記はよく広告などで使用されており商業的なイメージが強まったため、という経緯もあるようです。
クリスマスイベントの由来
クリスマスイベントの由来
クリスマスの楽しみといえば、プレゼント交換やクリスマスのごちそう、クリスマスツリーを飾り付けるといったさまざまなイベント。キリスト教由来のイベントもあれば、そうではないイベントもあります。代表的なクリスマスの楽しみについてご紹介いたします。
クリスマスツリーの由来
クリスマスツリーは、前述のように古代ゲルマン民族の土着信仰に大きな関わりを持ちます。
北ヨーロッパに住んでいたゲルマン民族は、冬至のお祭り「ユール」の一環として、寒さに強い樫の木を永遠の象徴として崇めていました。この信仰を諦めさせるために、キリスト教の宣教師が樫の木を切り倒し、代わりにモミの木を広めたのではないか、と言われています。
モミの木をクリスマスにツリーとして飾るようになったのは15世紀頃の説が一般的なようです。オーナメントやイルミネーション装飾は、アメリカから流行していったものです。
サンタクロースの由来
サンタクロースは、キリスト教の聖人である奇蹟者ニコラウスの伝説が由来となっています。聖ニコラウスはとても慈悲深い人物で、死刑囚を助けたり罪人を改心させたりといったたくさんの逸話を持っています。
その聖ニコラウスがサンタクロースのイメージのもととなった話のひとつに、貧しい家に金貨を投げ入れたというエピソードがあります。
聖ニコラウスが貧苦に喘ぐ家庭の窓から金貨を投げ入れたところ、その金貨が暖炉にかかっていた靴下にそのまま入りました。このことから「サンタクロースが靴下にプレゼントを入れてくれる」という風習が生まれました。
クリスマスといえば七面鳥。その由来は?
もともと欧州ではクリスマスにはガチョウを食べていたと言われています。ガチョウはごちそうだから特別なクリスマスに、といった意味合いだったようです。
時は流れ、アメリカ大陸の開拓のために欧州から渡米したパイオニア達が、食べ物に困り飢えに苦しんでいた時、原住民であるインディアンから七面鳥の施しを受けました。このことから七面鳥は感謝のシンボルとなり、転じてキリスト降誕への感謝を表すためにクリスマスのごちそうになった、という説があります。
加えて、七面鳥の方がガチョウより飼育がしやすいといった実用面な理由もあるようです。
世界各国のクリスマスの伝統菓子
世界各地でもクリスマスに特別なお菓子を楽しむ習慣があります。たとえばフランスでは、丸太の形をしたブッシュドノエルというケーキが伝統的です。なお、フランス語でノエルはクリスマス時期を指しています。
ドイツではシュトーレン、イタリアはパネトーネ、イギリスではクリスマスプディングやダンディーケーキなど、その国々で特別なお菓子が作られ、ふるまわれているのです。
日本では、クリスマスのお菓子といえばさまざまなケーキですが、最近ではこうした海外の伝統菓子をクリスマスに楽しむ人も増えています。有名パティシエやスイーツブランドの作るシュトーレンなどは、毎年手に入りにくいほどの人気があるものも。
ポインセチアがクリスマスフラワーになった由来
クリスマスの代名詞的存在のお花といえばポインセチア。ポインセチアはメキシコ原産ですが、17世紀に同地で布教をしていたフランシスコ修道会のある修道士が、ポインセチアを見てベツレヘム(キリスト生誕地)の星を想像し、「ノーチェ・ブエナ(聖夜)」と呼ぶようになりました。これを契機に、ポインセチアがクリスマスフラワーに位置づけられるようになったのです。
また、ポインセチアの色にも秘密があります。赤と緑、そして樹液が白であるポインセチアは、クリスマスカラーを兼ね備えています。クリスマスカラーとは赤・緑・白。とりわけ赤はキリストに関わる色であり、「寛大」「愛」を象徴する宗教的にも意味深い色です。
ポインセチアといえば赤が有名ですが、白やピンクの品種も存在します。さまざまな色合いがクリスマスプレゼントとして贈られます。赤いポインセチアの花言葉は「祝福する」「聖夜」「幸運を祈る」、白いポインセチアの花言葉は「あなたの祝福を祈る」、ピンク(プリンセチア)は「純潔」「思いやり」。クリスマスプレゼントにぴったりです。
クリスマスのポインセチア特集はこちらから
まとめ
クリスマスの由来や起源、クリスマスイブやクリスマス表記の意味についてご紹介いたしました。
クリスマスはイエス・キリストの降誕祭であること。その由来は諸説ありますが、2世紀~4世紀頃のローマ帝国領内で、土着信仰の祭祀をキリスト教の降誕祭に吸収し定着させたものではないか、ということ。クリスマスの意味やクリスマス表記の由来、そしてクリスマスに楽しみなイベントの由来をおわかりいただけたでしょうか。
クリスマスプレゼントとして、大切な人にお花を贈る時、こんなクリスマスの豆知識を交えてお話ししても楽しいかもしれませんね。
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