明治天皇御製について 臼井靈氣療法の教えの中に、「明治天皇のおつくりになった和歌の中から、125首を選出して靈氣実践者の心の糧とし」とありますので、その背景を説明しておきます。 明治天皇は、歴代の天皇の中でもひときわ優れた靈能を持っておられ、当時の国政を担当する元老や重臣たちは、明治天皇の御前に出ると、真冬であっても大汗を流したと伝えられています。 これは、天皇の御前で緊張した結果ではなく、天皇個人の体から放射される強力な靈氣が、そうさせたもので、その靈氣は「峻厳な中にも温かく、すべてを抱擁する比類なきものであった」といわれます。 明治天皇は、非常に口数の少ない方であったと伝えられ、心の内を約10万首の和歌で表現しておられますが、その一首ー首は、現代の文学史上でも大変素晴しいものとされています。
臼井先生は、このような明治天皇の御仁徳を、あたかも子供が親を慕うように慕われ、数多い御製の中から125首を選び「これを心の糧として精神修養の道に励むように」と指導されました。
これが現在まで、伝統として守り続けられていますが、時代の変遷に伴い、現代では必ずしも適切といえないものも含まれています。
そのため、御製の中からー部を選び直し、「現代靈氣法特選」として収録させていただきました(選び直す前の和歌は、末尾のページに一覧で表示しました)。 この解説書の内容は、厳密な文法的解釈ではなく、レイキ実践者の意識向上に役立てることを念頭に解説したものです。 毎年1月に開催されているNPO現代レイキの会主催の「新年靈授会」のつど、10首~20首程度ずつ解説を加えてきましたが、ひと通り完成しましたので、今回あらためて全体を見直し、 解説集として発行することになりました。 本書が、レイキ実践者の心の糧として役立つことを期待しております。
2,013年1月
土居 裕
土井先生の訳に基づいて「明治天皇御製」の学習会を開催します。皆様の意識向上にお役に立てる会となることを確信いたします。
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