https://plaza.rakuten.co.jp/kamomeza/diary/?PageId=1 【第三波に負けない・俳句で免疫力アップ】より
第12回鴎座通信句会!参加自由!投句締切は3月26日です!
●第12回鴎座通信句会
新型コロナウイルス感染症の緊急事態宣言は解除されましたが、まだまだ予断を許しまん。鴎座通信句会には新しい会員も増えています。
通信句会はどなたでも参加できます。みなさんのご参加をお待ちしています。
★毎月1回
●第12回投句締切 3月26日(金)必着
投句先 松田ひろむ代表あて。投句はメール・FAXなどにて。
FAX03-3968‐0153
●作品5句まで(自作・未発表)
選句および講評は、松田ひろむ代表、鷗座顧問同人:宮沢子、鴎座編集長:石口榮、副編集長小高沙羅・古川塔子、「鴎座」外からは鈴木砂紅(現代俳句協会年度賞受賞者)が行います。
〇互選(任意)は参加全作品を鷗座俳句会のブログhttps://plaza.rakuten.co.jp/kamomeza/
にアップしますので、各自(5句)を選句の上、メールまたはFAXで松田ひろむ代表までお送りください。(句番号・作品上五・選句者名明記。選句資格は投句者のみ。)
●選句締切 3月31日(必着)
句結果・講評は2021年4月5日までにFAXまたはメールでお返しします。また鴎座のブログおよびFACEBOOKにアップしますのでそれをコピーすることも出来ます。郵送はいたしません。
●句会参加費は500円。(適宜、郵便振替、手渡しなどでお支払いください)
通信句会の性格上、遠隔の方も参加できます。鴎座会員でない方も歓迎します。
振替口座00100‐8‐485671 鴎座俳句会
https://plaza.rakuten.co.jp/kamomeza/diary/ 【第15回鴎座通信句会 全句データ(互選用)】より
東京などの緊急事態宣言は解除されましたがまだまだ予断を許さない状態が続いています。第十五回鴎座通信句会の参加者は三十九名一九五句となりました。選句と講評は鴎座代表、編集長、副編集長・Ⅰ欄同人・顧問などに依頼しました。また投句された方の互選も行います。
●互選選句5句。(全句のなかから五句を選んでください。互選は任意です。また互選できるのは投句者のみです。句番号と上五、および選句者名をお忘れなく。)
●選句締切 7月1日24時必着。メールまたはFAXでお願いします。メールアドレスは「鴎座」巻末に記載してあります。句番号はランダムに変換されたものです。(誤字脱字・類句などがありましたらご連絡ください)結果は全投句者にメールまたはFAXでお返しします。また次号「鴎座」に発表するとともにFACEBOOK・BLOGにも発表します。2021年6月27日 鴎座俳句会 代表 松田ひろむ
〈第15回鴎座通信句会全句データ〉
句番号 作品
1彩雲になぜかときめく梅雨晴間 2五輪応援ぬるいビールの栓を抜く
3白南風や木曽路すたすた石畳 4夫用に搾る無糖のレモン水
5守れない約束だけど蚊帳の中 6なんじゃもんじゃただワクチンを打ちまくれ
7紫蘇そばの幟の雫走り梅雨 8父の日の問わず語りのひとりっ子
9華奢な手に虚子ののせたる虹二重 10蔓延防止朝顔のひるがえる
11いやなことないからいい日釣忍 12高砂や天使の梯子虹を生む
13積乱雲水彩画より油絵で 14ワクチンをネットで予約百合の花
15見目よりも制服匂う送り梅雨 16桜桃忌秘中の秘なる諸説あり
17先頭は同士を担ぐ蟻の列 18パソコンのごみ箱茅花流しかな
19日本に五季説のあり梅雨滂沱 20緋牡丹博徒いまは蛍を孫と見る
21茉莉花ごと消えて家並はマンションに 22蜘蛛突如机の上に現るる
23いつだって戦争前夜走馬燈 24言霊を宿す日本語消え疫夏
25梅雨籠り浸る古事記の口語訳 26緑陰やのびるものただ髪と爪
27基地という盾は動かず沖縄忌 28森の水に入れても他人水中花
29とまれとまれあさぎまだらのあちこちに 30もう泳げない陸(をか)より海を見るばかり
31親と子の社会的距離茄子の花 32かき氷中からペンギン顔出して
33家庭内隔離雷鳴近づきぬ 34銭湯の雪は解けぬに五月富士
35羽抜鳥のいつか見た夢始祖鳥に 36天辺をまあるく丸く山法師
37空蝉や生春巻きは透けて見え 38テレビ見て一人うなづく扇風機
39夏五輪二〇二〇プラスワン 40夾竹桃もんしろちょうと化して散る
41青蛙出番いつでも待っている 42閉じこもることも特技やかたつむり
43白百合や母の涙を無駄にして 44オリパラの責任蜘蛛の子を散らす
45梅雨の訃のデンデケデンやエレキ王 46コロナ禍のパンダは双子梅雨に生る
47まさかからもしかに変はる木下闇 48変異株どんどん増えて梅雨曇
49本日の本気の色で濃紫陽花 50家康忌十分迄は待てますが
51ととのわず整えず死は夾竹桃 52あめんぼう兄ちゃんと跳ぶ水溜り
53金魚とて心病む日や志功の字 54酔い帰り無人販売夏大根
55侵略種のレモンランタナ桜桃忌 56紫陽花の色に染まりて帰りけり
57つい歩くエスカレーター半夏生 58夏帽子斜めにかけて九十九里
59待ち合わせとぼとぼと来るサングラス 60父の日の父のおにぎりシャケが好き
61解除受け子の帰省待つ夏布団 62水芭蕉阿弥陀如来に御座します
63岩峰の角に跨り夏の雲 64人流を抑えきれずに沖縄忌
65髪洗うPCRはマイナスと 66同性婚の広がっていく百物語
67赤裸々に語る自分史白木槿 68ワクチンの二回目終わる金魚玉
69そのへんで遊んでおいで半夏生 70奈良町の風鈴わけて人力車
71茄子の棘痛しワクチン待ち遠し 72柿の花八十路にもある里ごころ
73そこここの昼顔線状降水帯 74梅雨晴間ひとさし指で弾くピアノ
75今日は夏至朝一番の風入れる 76行ってきます白紫陽花の毬はずむ
77ここからはホスピス病棟未央柳 78雲の峰遺骨を基地に渡せという
79平和憲法宇宙図鑑にかたつむり 80翡翠のそっと飛び立つ無観客
81花楝紫煙となりぬ小糠雨 82昼寝覚世の中やつぱり変わつてない
83馬陸(やすで)か蛭か五輪貴族が笛を吹く 84二回目の接種もろこし茹でてから
85チロリアンランプ祝祭感のない五輪 86牡丹(ぼうたん)や真っ赤な嘘と白い嘘
87蠅たたく失うもののない怖さ 88筑波路の無言の夜明け古代蓮
89福耳にあらず朝蜘蛛引き寄せて 90コンビニとテールランプの蛍の夜
91五月雨が育みにけり間(ま)の文化 92いつまでのコロナ禍白薔薇の崩る
93鮨めしを煽ぐ手元に母の風 94浮人形凹んでばかりいられない
95噴水の伸びて縮んで自由律 96今日を咲く月下美人や両の手に
97香港の一口かじる青林檎 98「青梅をお持ちください」文字太く
99渋谷駅酔いを求める火取虫 100噴水の天辺(てっぺん)ダンスする少女
101朝顔のいま一輪の気迫かな 102落ち着いて欲しい世の中水無月よ
103卯の花腐し日々の米飽きなくて 104ルーテインは私にだって捩り花
105普請場の柱の間の三尺寝 106二重虹二回ワクチン打ったよお
107掛け違ふボタンの吐息梅雨の雲 108吊革へ生毛触れ合い梅雨の入
109雑魚寝して放屁の聞こゆ島の夏 110ハンモック未踏の星に遊ぶ夢
111切株に考妣(こうひ)が御座(おわ)す蛍の夜 112陽の匂い昂ぶる空へ四葩咲く
113九十分の一本勝負生ビール 114玉ねぎや昔わたしは旅役者
115暗号が増えて六月カレンダー 116梅雨入りや傘を差す子と差さぬ子と
117順番に悲鳴のトイレ百足かな 118飛魚の落暉の中の輝けり
119吸い込んだ香り吐き出す青田風 120裏の見えぬ選挙ポスター片かげり
121古の板橋宿の夕立かな 122六月の息詰めること美智子の忌
123二番まで歌えるほたるほうほたる 124ゴーヤの苗のヤの字埋もれちちんぷい
125少子化の加速よからすうりの花 126尋ね来る風さえ無くて網戸かな
127戻りたる家を明るくする柘榴 128三回忌そちらも今は夏ですか
129青梅雨に疫病退散和菓子の日 130薔薇の香よ三分あれば気が変わる
131手品師の一瞬消える原爆忌 132一刻を墨の匂いに夏至夕
133鬼平の見廻る頃ぞ夜盗虫 134くず餅の黒糖蜜のしなやかに
135虞美人草泣くころあいを知っている 136コロナ禍の五輪論争蟻地獄。
137荒梅雨やのぼうの城も攻められて 138ジェラシーをまた思い出す夏蕨
139「あれこれ」でくくるも楽し梅雨晴間 140少年は空(くう)に身構え夏薊
141ダチュラ全開無観客もありぬべし 142独り居に門限があり凌霄花
143めでたしで終る童話よ桃すする 144十薬や校の厠に独り言つ
145目高飼う三日の後はああ哀れ 146サングラス鳥獣戯画のクロスかな
147不器用なままの晩節金魚玉 148老鶯の目覚まし時計浅間山
149香水やくよくよなどはしておれず 150蹴散らすは黄泉への切符羽抜鳥
151梅雨の蝶メメントモリのふとよぎる 152チャーハンは苦手木耳たっぷりと
153芍薬のバサリ音立て散りにけり 154地球儀の何所許彼所コロナ禍に
155晩学に絡みつかれし鉄線花 156象昼寝リーダー経験不足とや
157ゆきあたりばつたり騒つく四葩かな 158除草剤蒔いて鳴けぬか雨蛙
159捩花やフラフープならまだ出来る 160岩魚焼くオリンピックの裏おもて
161生と死のあわいに開く茄子の花 162赤ん坊の仰け反っている蛍の夜
163麦藁帽投げる明日は天気雨 164長生きや遺言書き替へ羽抜鳥
165梅雨晴間何処でもドアー再可動 166鬢つけのかをり浴衣の若い衆(しゅ)や
167二回目のワクチン終えるソーダ水 168坊ちゃんやお清のくしゃみほととぎす
169防護服脱ぎ梅干を食むナース 170万緑やプテラノドンの爪の先
171雨の日はどこへも行かず雨蛙 172それ以上それ以下でなく花菖蒲
173ふるさとと呼べるとこなし麦の秋 174日盛りや百から七を順に引く
175でで虫と青菜分け合うミニ菜園 176田植機の後青々と八海山
177老鶯や微かに弾くわが魂よ 178やりかけの仕事あちこち梅雨の蝶
179平凡な紫陽花が好き目薬さす 180夏至の日や雀の交尾見ましたか
181今日のこと明日に残して梅雨籠 182不要不急問われたくない蝸牛
183オリンピックの論議ざわめく梅雨の星 184ワクチン接種母の不安のダチュラ咲く
185捨て石を土台石とや沖縄忌 186父の日や子の名代という銘酒
187青い鳥不在の地球沖縄忌 188もじずりやねじれねじれてどこまでも
189オリパラの責任問題薄暑光 190子が見せる沈めるさかな浮いて来い
191セルフスタンド給油は苦手燕の子 192透かし見る唾液2cc疾病梅雨
193おつまみは入梅いわしイン・サオール 194庭の蕗煮詰めています午後三時
195枝豆の手を止め逆転ホームラン
(了)
鴎座通信句会は、ウイズコロナ時代の新しい句会のあり方として注目されています。昨年四月以降一年、十五回の開催の結果、新しく通信句会に参加される方などもあって予想以上の大きな成果が生まれています。今後も「鴎座通信句会」は独自の会として発展させて行きたいと思います。みなさんのご協力をよろしくお願いします。
★締切は毎月二十六日です。
http://yasojikomachi.seesaa.net/article/452052869.html 【105歳で亡くなった日野原重明さんは98歳から俳句を始めたそうです。日野原重明の俳句。】より
7月18日にあの日野原重明さんが亡くなりましたね。
1911年10月4日生れですから、満105歳で亡くなる間際まで、ずっと元気で活躍していたのですから、本当に素晴らしいことです。
元気で長生きの秘訣は自分に合った食生活と、いくつになっても積極的に挑戦することでしょうね。
朝食はジュースにオリーブオイルをかけたもの、昼食は牛乳、胚芽クッキー、林檎、
という軽いもので済ませ、夕食は週2回は肉、それ以外は魚を中心に献立を組み、
その日の体調に合わせて食べていたそうです。よく噛んで、腹八分目よりも少なめに。
お洒落は人前に出るときのお守りということで、ネクタイやポケットチーフにも気を配りました。
100歳を過ぎても、車椅子に乗って海外に出かけ、馬にも乗り、スポーツ観戦もし、様々な催しに出席しました。そんな催しの一つが、俳句の大会です。
なんと、98歳から始めたそうで、現代俳句協会の金子兜太さんや、ランドセル俳人の小林凛さんらとも親交があったそうです。
俳句は認知症の予防や改善にもなるとして、「俳句療法」にも取り組んでいました。
なにも、俳句でなくても、音楽でも文学でも美術でも、なんでもいいのですが、俳句は「五、七、五」という枠があることで、誰にでも取り組みやすいというのが利点です。
また、句会に参加することで、人と交流できるし、吟行に行くことで、外出して、季節ごとの自然に触れられるのも、心身の健康に良いわけですね。
わたくしもできるだけ長く俳句を続けたいと思います。
ではまた、ごきげんよう。。。
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