https://reikishugyoki.at.webry.info/201404/article_3.html 【【共感覚】 オーラ視】より
コメントを書き込んでくれたきょんばさんのブログを覗いて見たら、「共感覚」という言葉を見つけた。そのブログはこちら
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プロの農家さん的に言えば農閑期(? 笑)の今、私はかなり優雅な毎日を送っています。「こんな時こそ本を読まねば・・」と、先日図書館で借りてきた本たち。
その中の二冊を昨日・一昨日の二日間で一気に読み上げました。
”緋色の楽譜 上・下 ” ラルフ・イーザウ 著
この本はミステリー仕立てです。
万が一未読の方があるかも知れませんので、ほんの粗筋だけご紹介。
『共感覚』と言う現象をご存知でしょうか。
たとえば音を聞くと色や物の容が見える、字に色が見える、味に色を
感じると言ったように、「一つの知覚の刺激によって別の刺激が無意識
に引き起こされる感覚」の総称をいいます。
共感覚は子供の頃には誰もが持っているが、大人になるにつれ、大部分の人がその能力を失うと言われています。
さて、この「緋色の楽譜」の主人公には、そんな優れた共感覚を持ちあわせた、フランツ・リスト の末裔である天才女性ピアニスト(サラ)として登場してきます。
作者 ラルフ・イーザウ は、「はてしない物語」で知られているミヒャエル エンデ の後継者として現在のドイツファンタジーの旗手と言われていますが、この「緋色の楽譜」も奇想天蓋な発想を礎とした ファンタジックな世界に誘ってくれます。
そして何よりもこの本に巡り合えて良かったと思えたのは、各章の前後に抜粋されたリストの詩や言葉・評文などを始めとする、中世で活躍した芸術家たちの、薫り高い宝石のような言葉の数々に浸れたことでした。
この珠玉の言葉たちを軸として、中世から受け継がれてきた共感覚者達からなる、分裂した二つの結社の争いが展開されていきます。話が逸れますが、中世ヨーロッパと言えば断然 『 佐藤 亜紀 』 さん。私が恋い焦がれて止まない作家の一人です。
代表作は勿論「戦争の法」ですが、その後のライフワークのようになった作品群「モンティニーの狼男」「鏡の影」「バルタザールの遍歴」「1809 ナポレオン暗殺」等は、中世ヨーロッパを舞台にした歴史好きには 堪らない珠玉の数々です。
何よりも特筆すべきは、その格調高く、抑制の利いた文体でしょう。と、とんだところに話が飛んでしまいましたが、リベラリストであったフランツ・リストが密かに残した幻の「緋色の楽譜」を巡るファンタジックミステリー。
摩訶不思議な世界に引き込まれて、寝るのも惜しい程に一気に読破してしまいました。
” 音楽は美しい人の心を打つ だが、ただ美しいだけでなく人類の 普遍語でもある ”
と言う考えを、イーザウはフランツ・リストと共有していたようです。
「だからこそ、音楽を不純な目的で利用してはならない。」この本でイーザウが言いたかった主題もこれだと思います。
物語の途中に挿入されている、深く心に沁み渡る言葉を少しだけ記してみます。
”フランツ・リストは生まれながらの革命家だ。
彼の偉大な人格を尊敬する者なら、彼を生まれながらの自由人・ボヘミアンだと言いたくなるだろう。
彼の特異な生涯と精神の開花は、ロマン派の音楽家の中でも、彼が特に独立独歩の存在であったことと密接に 関係している。”
≪アルフレート・アインシュタイン≫
”音楽だけは世界語であって、翻訳される必要はない。 そこでは、魂が魂に語りかける。”
≪ベルトルト・アウエルバッハ≫
共感覚とは「一つの知覚の刺激によって別の知覚を引き起こす現象」の事である。
例えば、音を聞いた時に、それを色で感じたり、文字に色を感じたり、形に味を感じたりするそうである。
レイキのアチューンメント(伝授)を行うと、すぐさま手の平から気を発する事が出来る様
になる。その後、体が浄化されて来ると、人間本来の能力が目覚め、掌の感覚が敏感になり、自分の発する気も、相手の出す気も感じられる様になってくる。
しかし中には、「気」が「見える」様になる人もいる。
これが恐らく「共感覚」ではないかと私は思う。
気を視覚化する事が出来る人は、実際に目の網膜で「気」を見ているのでは無く、掌や体で感じ取った気の情報を、脳内で視覚として処理しているのではないかと思われる。
しかし私自身は視覚化する事が出来ないので、(頭が固く、視覚化を拒否してる為だと思う)それでも昔、呼吸法を行った時に、体内の気が視覚化出来た事があった。
座禅を組んで瞑想をしていると、体内に熱い液体が流れた。
それはピンクの、しかもショッキングピンクに輝く気の塊だった。
その熱感とエクスタシーを伴った、液体の様に感じる気の塊は、体内にあるのでもちろん目では見えない。
故に、体が感じて視覚化した事になる。
ヒーリングやアチューンメントを受けて、面白い現象や、それらについての奇抜な理論を考えついたら、コメント欄に書き込んでいただければ大変参考になります。
この共感覚は英才教育にも応用出来るのではないかと思う。
事実、物を記憶するのに色や音、匂いを利用する方法もある。
私の娘は絶対音感を習得する際に、色と音程を紐付けしたトレーニングを行い成果を上げ
た。
しかし共感覚を過信してはいけない。相手の気の色が見えると、占いなどに利用したくなるが、その視覚化した気というものは、自分の脳で作り上げたものであるから、相手を知る為の絶対的指針とはならないのだ。
相手の気を感じて、相手のイメージを視覚化しているのだから、普通の人が相手の人相を見て、良い人悪い人と判断するのとあまり違いは無い。
見かけはきつそうな人であっても、親しくなると温厚な人であったという事は良く有る事
である。
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